村上春樹新聞

『カンガルー日和』のあらすじとまとめ

短編集『カンガルー日和』の最初を飾る作品『カンガルー日和』のあらすじとまとめ。

『カンガルー日和』のあらすじ

新聞の地方版で知ったカンガルーの赤ん坊の誕生。そして「僕」と彼女のもとにようやく訪れたカンガルーを見物するに相応しい日、カンガルー日和。
カンガルーの家族を見ながら過ごす「僕」と彼女のとある一日のエピソード。

小説の冒頭部分

柵の中には四匹のカンガルーがいた。一匹が雄で二匹が雌、あとの一匹が生まれたばかりの子供である。
カンガルーの柵の前には、僕と彼女しかいない。もともとたいして人気のある動物園でもないし、おまけに月曜の朝だ。入場客の数よりは動物の数の方がずっと多い。
我々の目あてはもちろんカンガルーの赤ん坊である。それ以外に見るべきものなんて何も思いつかない。
我々は一月前の新聞の地方版でカンガルーの赤ん坊の誕生を知った。そして・・・・

登場人物

『カンガルー日和』から学ぶカンガルーの生態

『カンガルー日和』で名前が挙がった有名人

初出

「トレフル」1981年10月号
※伊勢丹の主催するサークルの会員に配布される雑誌(非売品)。

収録

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