村上春樹

  • ギリシャでの「初」マラソンの後、タヴェルナでくつろぐ村上春樹
  • ボードゲームに興じる村上春樹
  • モンゴルの草原、ノモンハン事件の「跡地」で記念撮影をする村上春樹
  • 1990年頃、インタビューを受ける村上春樹
  • 安西水丸さんのイラストによる村上春樹
  • 『1Q84』執筆後、ロングインタビューを受ける村上春樹
  • メキシコ旅行、カレーとタコスとビールがおいしいレストラン「トラマナリ」でメモをとる村上春樹

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村上春樹はノーベル賞候補に挙げられる小説家。

1949年1月12日の水曜日(丑年、山羊座、A型、裏誕生日7月12日)、ともに国語教師の父・千秋(京都のお寺の息子)、母・美幸(船場の商家の娘)の長男として京都市伏見区(※神戸近郊説)に生まれる。丑年、山羊座のA型。
もの心つく前に西宮市夙川へ引っ越し。
2~3歳時に家の前の川に落ち流され、もう少しで暗渠に入るところを助けられる。その時の暗闇が最初の記憶として残る。

1955年、秋になるとけっこう大きなまつたけが入った「まつたけうどん」が給食に出る兵庫県立西宮市立香櫨園小学校に入学。教育者の家庭でわりに厳しく育てられる。
1961年、芦屋へ転居。兵庫県芦屋市立精道中学校に入学。1年生の時に読んだスタンダールの『赤と黒』に感動を覚える。また、トルストイ、ドストエフスキーなどのロシア文学に特に魅かれる。
14歳の1月、アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズのライブを神戸で聴きジャズに狂い始める村上作品に流れるたくさんの音楽)。

1964年、兵庫県立神戸高校に入学。2年生の時に新聞部の編集長に就任。辞書を片手にアメリカの小説を読みふける。最初にペーパーバックで読んだのはロス・マクドナルドの『マイ・ネーム・イズ・アーチャー』、また、カート・ヴォネガットの『猫のゆりかご』を読んで「ワオ!」と思う。他に、エド・マクベイン、レイモンド・チャンドラー、スコット・フィッツジェラルドなど。

1969年、1年間の浪人を経て早稲田大学文学部演劇科へ入学。上京後3日で標準語を完璧にマスター。
目白の私立寮「和敬塾(経営者は札つきの右翼で、寮長は陸軍中野学校出身の気味の悪いおっさん)」で約半年過ごした後退塾。
シナリオ・ライターになりたいという思いからシナリオ研究会に入るも短期間でやめ、その後は大学の演劇博物館に入りびたりシナリオを読み、年間200本以上の映画(村上作品に出てくる映画)を観る生活を送る。
学園紛争に個人的に興味を持ち、出入りがあると石を投げたり殴り合いを行うが、組織で何かやるようなことは不純だという思いからバリケードやデモには参加しなかった。ジャズ喫茶に行き暗いところでコーヒーを飲みながら大江健三郎吉本隆明を読むことが正統な時代に、村上春樹はピット・インでジャズを聴き、名画座をまわり、ピンボールをするという異端的な過ごし方をする。

1971年、大学時代の二人の友人のうちの一人である陽子さん(10月3日生まれ、天秤座)と学生結婚。結婚の理由は、大学3年になり同棲を始めるが同棲が嫌いだったこと、一人っ子で育ち家に親しかない従属的な環境から早く自分の世界を持ちたいという思いによる。結婚と同時に陽子さんの実家である文京区千石の寝具屋に居候する。

1972年頃より、昼はレコード屋、夜は喫茶店でアルバイトをし、陽子さんと二人で2年間で250万円を貯金。更に銀行から250万円を借り、国分寺に念願のジャズ喫茶「ピーター・キャット(19坪)」を1974年に開店(キース・ジャレットのレコードはなく、ジョン・コルトレーンのレコードもあまり置いてないけど、クロード・ウィリアムソンのレコードが揃っていて、スタン・ゲッツのレコードが沢山ある)。
スペイン風の白い壁、木製テーブルと椅子が品よくレイアウトされた「ジェイズ・バー」を彷彿とさせるたたずまいだった。

1975年、早稲田大学文学部演劇科を卒業。卒業論文は「アメリカ映画における旅の思想」(『駅馬車』から『2001年宇宙の旅』にいたるまで、アメリカ映画の発達とテーマは人と物の移動にある、という論旨)。「卒論を書くのなんてイヤでしかたない」という思いから3日間ででっちあげて卒論を書くも成績は「特優」をもらう。

1978年4月1日午後1時半頃、場所は神宮球場、寝ころんでビールを飲みながら観戦していた対広島戦でヤクルトスワローズ先頭バッターのデイブ・ヒルトンがヒットを放ち二塁ベースへ到達した瞬間、「そうだ、小説を書いてみよう(才能や能力があるにせよないにせよ、とにかく自分のために何かを書いてみよう)」と思い立ち、新宿の紀伊國屋に行って安物の万年筆と原稿用紙を購入し小説を書き始める。
「ピーター・キャット」(1977年に千駄ヶ谷に移転、後に仕事をするイラストレーターの安西水丸や和田誠と出会う)を経営のかたわら、スコット・フィッツジェラルドの言葉を時に励みに『風の歌を聴け』を執筆。小説のタイトルはトルーマン・カポーティの短篇の一節「何も思うまい。ただ風にだけ心を向けよう」から名付けられる。
最初はリアリズムの文体で書くも、全然面白くないという思いから現在の文体へ変更。プロ野球の優勝が決まる頃に書き終わり、神宮前郵便局へ持っていき応募をする。
1979年6月、カート・ヴォネガットやリチャード・ブローティガン(ともに村上春樹の大学時代のヒーロー)の影響の入ったこの作品は第22回群像新人文学賞を受賞(選考委員は吉行淳之介丸谷才一島尾敏雄佐々木基一佐多稲子 )。授賞式には青山のVANのバーゲンで買ったオリーブ色のコットン・スーツに色褪せたコンバースの白いスニーカーを履いて出席し、「これから何か新しい人生が始まるんだなあ」という思いに至る。受賞の賞金で猫を購入。
装幀は村上春樹が『ガロ』の頃からファンであった佐々木マキ(本人曰く「佐々木マキは僕にとっては永遠の天才少年である」とのこと)。
芦屋市立精道中学校の三年後輩に当たる大森一樹監督により映画化

『風の歌を聴け』に続く物語(方向性)が必要だという思いから『1973年のピンボール』を、「ちきしょう」とか「くそ」とか悪態をつきながら夜中の台所で執筆。
『風の歌を聴け』と同じく『1973年のピンボール』が芥川賞候補になってしまったことによる周囲の煩わしさから、芥川賞選の考会当日は講談社の人と新宿の住友ビルで賭け麻雀をしていた。結果は村上春樹が1万5千円の負け。

『1973年のピンボール』が芥川賞の候補になった影響から、他人に勧められる形で『街と、その不確かな壁』を文學界に執筆。
ただ、「小説を書きたい時に小説を書く」という村上春樹の執筆スタイルとは明らかに異なっていた為、『街と、その不確かな壁』は、本人曰く「失敗」、「後悔している」、「自己嫌悪になった」、「(この作品を)一切表に出す気はない」という形で終結。

村上龍が『コインロッカー・ベイビーズ』を書く前と書いた後の2度対談を行い、『コインロッカー・ベイビーズ』を読んだ後、儲かっていたジャズ喫茶(「どんなオン・ザ・ロックにも哲学はあるのだ」と思いながらオン・ザ・ロックを作り、毎日毎日いやというほどロールキャベツを作っていた)を閉め千葉県船橋市へ転居。
専業作家として『羊をめぐる冒険』を、時に村上龍という存在(ライバル)を強い励みに執筆。執筆開始時点では「オープニングは三島由紀夫が死んだところから始める」、「羊を出す」、「最後は海岸で終わる(埋め立てられた故郷の海を見てその思いに至る)」の3つしかなかった。この作品で第4回野間文芸新人賞受賞。
『羊をめぐる冒険』を書き終えた後、1ヶ月間仕事をしないでいいようにセッティングする形で煙草をやめ、代わりにランニングを始める。それまでは、1日約60本の煙草を吸っていた。

1984年8月、『街と、その不確かな壁』を発展させる形で『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の執筆に取り掛かり、翌年の36才の誕生日に書き終えるも、第一稿を読んだ陽子さんから「ひどいから書き直せ」と言われ、一週間徹夜をして改稿。同年3月に完成。
第21回谷崎潤一郎賞受賞(選考委員?は大江健三郎吉行淳之介丸谷才一丹羽文雄)。

1986年末、ギリシャのミコノス島で『ノルウェイの森』を書き始め、翌年の春にローマで書き終える。
『ノルウェイの森』は当時、担当をしていた講談社の木下さんが発したひと言「『螢』をもっと長くして書いたらどうですか。あれが好きだからもっと長く読みたい、続きが読みたい」がきっかけで、短編『螢』を発展させる形で書き始められた。また、短編集『回転木馬のデッド・ヒート』に収められた短編によってリアリズムを書く訓練をしたことが『ノルウェイの森』執筆に大きく影響し、短編『ファミリー・アフェア』を書いた手応えにより登場人物のひとりである小林緑を描くこともできた。
『ノルウェイの森』というタイトルについては、「どういうタイトルがいいかな」と陽子さんに尋ねたところ、「『ノルウェイの森』でいいんじゃない」との返答があり最後の最後ようやく決定した(この時まで陽子さんはビートルズの『ノルウェーの森』を一度も聴いたことがなかった)。
100パーセントの恋愛小説です」というコピーを帯に載せ売り出される。

『ノルウェイの森』の翌年(1987年12月~1988年3月)に『ダンス・ダンス・ダンス』を執筆。村上春樹が長編を書くペースとしてはインターバルが異常に短い。理由として、リアリズムで書かれた『ノルウェイの森』から村上作品本来の物語性へ戻ること、40才になる前にもうひとつまとまった仕事をしようと思ったこと、そして何より単純にこの小説が書きたかったことがあげられる。
『ダンス・ダンス・ダンス』で本当に書きたかったのは羊男のこと。
「ある意味では、羊男はずっと僕の心の中に住んでいた。僕は『羊をめぐる冒険』を書き終えたあとでもよく羊男のことを考えた。いるかホテルの暗い部屋の中に今でもひとりでひっそりと生きているであろう羊男のことを。羊男はそこで今いったい何をしているのだろう。そして羊男とは僕にとっていったい何だったのだろう、と。」
「自作を語る」羊男の物語を求めて」より。

1991年、プリンストン大学アジア研究部客員研究員となる。
湾岸戦争によってアメリカのナショナリズムが高揚するなかで『ねじまき鳥クロニクル』を書き始める(小説の出だしは短篇小説『ねじまき鳥と火曜日の女たち』)。
プリンストン大学の図書館にあったノモンハン事件に関するいくつかの書物を読む過程で、この戦争(ノモンハン事件)を小説の軸のひとつにすることを決める。
また、作品の一部は切り取られ、新たに『国境の南、太陽の西』として生まれ変わる。
『ねじまき鳥クロニクル』からAppleのパソコンにより執筆が行われる。
この作品で第47回読売文学賞受賞。また、アメリカのアマゾンが選ぶ「生きてる間に読むべき本100冊」に日本の小説として唯一ランクイン。

スプートニクの恋人』を執筆。『スプートニクの恋人』は『羊をめぐる冒険』や『ねじまき鳥クロニクル』と同様に、タイトルが先に決定してから書かれた小説。
ある日に書いた「22歳の春にすみれは生まれて初めて恋に落ちた。広大な・・・・・・中略・・・・・・それがすべてのものごとが始まった場所であり、(ほとんど)すべてのものごとが終わった場所だった。」という冒頭にある文章から生まれた。

『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の続編を書こうという思いから『海辺のカフカ』の執筆が企画される。『世界の終り・・・』から相当な時間を経ていたため物語に直接的な結びつきはないが、『世界の終り・・・』と『海辺のカフカ』のどちらにも「森」が描かれている。

2009年、イスラエルのエルサレム賞を受賞。映画『真昼の決闘』のゲーリー・クーパーになったような気分でエルサレムへ向かい、「Of Walls and Eggs / 壁と卵」のスピーチを行う。
また、エルサレルム賞受賞者にノーベル文学賞の受賞者が数多くいるため、ここ数年は毎年ノーベル文学賞の候補に挙げられる。

2011年6月、スペインのカタルーニャ国際賞を受賞

2013年、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』出版開始。その後、欧米各国でも続々出版開始

共著者

安西水丸 ★佐々木マキ ★和田誠 ★河合隼雄 ★小澤征爾 ★大橋歩 ★糸井重里 

翻訳をした作家

スコット・フィッツジェラルド ★レイモンド・カーヴァー ★レイモンド・チャンドラー ★トルーマン・カポーティ ★ J・D・サリンジャー ★アーシュラ・K・ル=グウィン ★ラッセル・バンクス ★デニス・ジョンソン ★ウィリアム・トレヴァー ★ダニエル・ライオンズ ★リンダ・セクソン ★ポール・セロー ★デイヴィッド・フォスター・ウォレス ★イーサン・ケイニン ★アンドレア・リー ★マイリー・メロイ ★デヴィッド・クレーンズ ★トバイアス・ウルフ ★ペーター・シュタム ★ローレン・グロフ ★リュドミラ・ペトルシェフスカヤ ★アリス・マンロー ★ジム・シェパード ★リチャード・フォード、等の作家を翻訳。

人物像

【主な肩書き】
梅竹下ランナーズ・クラブ会長、「ニューヨーカー」に載った最初の日本人作家、ロードス島名誉島民(ギリシャ)、テキサス州オースティン名誉市民(アメリカ)、不倫問題(忠告)専門家、東京するめクラブ主宰、ビニール・ジャンキー(古いレコードの蒐集家)」ハワイ大学マノア校客員研究員など。
【趣味】
翻訳(困ると柴田元幸さんにすぐ電話をかける)、定期的な引っ越し、古いLPレコードのコレクション(守備範囲は主にジャズ)。
【食生活】
極端な中華料理アレルギー。一方、うなぎは大好き(幼少の頃は好きではなかった)で、すき焼きもけっこう好き(幼少の頃から好きだった)で、高校時代にアレクサンドル・プーシキンの短編小説『その一発』を読んで以来サクランボが好物。昔から甘いものが好きではないが、例外としてドーナツが好き。また、年に二回ほど「何があろうと、チョコレートを食べたい」という発作に襲われ、だいたいいつもグリコのアーモンド・チョコレートをコンビニで買って渇きを鎮める。
【その他人物象】
アイドルはドアーズのジム・モリソン、レイモンド・チャンドラー。
【映画】
何度も繰り返し見た映画はジョン・フォード『静かなる男』、ドナルド・シーゲル『突撃隊』、ジョン・ランディス『アニマル・ハウス』。
【猫】
猫が好き。これまで飼った猫の名前はピーター、みゅーず、きりん、ブッチ、サンダンス、しまねこ、みけ、スコッティー、くろ、とびまる、など。
【訪れたこのある国】
アメリカ、ギリシャ、イタリア、イングランド、スペイン、ジャマイカ、イスラエル、アイルランド、ノルウェー、デンマーク、アイスランド他。
【ビール】
ローリング・ロックバス・ペール・エールサミュエル・アダムズなどの瓶ビール、ブルー・リボンマウイブリューイングなどの缶ビールを好む。

YouTubeの仕様の為、一部の動画はスキップしてしまいます(※YouTubeのサイトなら見られるかもしれません)。
  • スペイン語版『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
  • ヘブライ語版『めくらやなぎと眠る女』
  • 英語版『国境の南、太陽の西』
  • スペイン語版『ねじまき鳥クロニクル』
  • フランス語版『走ることについて語るときに僕の語ること』
  • ヘブライ語版『海辺のカフカ』
  • ドイツ語版『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』
  • ドイツ語版『ふしぎな図書館』
  • デンマーク語版『国境の南、太陽の西』

その他の村上作品の装丁

  • 村上春樹年表Open or Close

    村上春樹が何処かで何かをしたこと、村上作品の中で起こった色んなことの年表です。

  • 1847Open or Close

    アメリカのメイン州キャムデン。ベリカリーで見習いとして働いていた15歳のハンソン・グレゴリーという少年によって、世界で初めてドーナツの穴が誕生。

  • 1888Open or Close

    レイモンド・チャンドラーがイリノイ州シカゴに生まれる。

  • 1896Open or Close

    9月24日、スコット・フィッツジェラルドがミネソタ州セント・ポールに生まれる。

  • 1905Open or Close

    羊博士が旧士族の長男として仙台に生まれる。

  • 1909Open or Close

    作家デレク・ハートフィールドがオハイオ州の小さな町に生まれる。

  • 1913Open or Close

    『羊をめぐる冒険』の「先生」が北海道に生まれる。

  • 1925Open or Close

    4月、スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』がアメリカで刊行。

  • 1937Open or Close

    間宮中尉(間宮徳太郎氏)、満州へ渡る。少尉として新京の関東軍参謀本部に着任。

  • 1938Open or Close

    「費用は全部持つから、好きなだけハワイに住んで、広告に使うためのパイナップルの絵を一枚描いてもらいたい」
    という、食品企業ドール社の依頼で画家のジョージア・オキーフが3ヵ月ほどハワイに滞在。創作意欲がかきたてられた彼女は、たくさんの植物の絵を描くも結局、パイナップルの絵は一枚も描かなかった。

  • 1939Open or Close

    レイモンド・チャンドラー『大いなる眠り』がアメリカで刊行。

  • 1940Open or Close

    12月、心臓発作に襲われ、ハリウッドにあるシーラ・グレアムのアパートでスコット・フィッツジェラルド死去。

  • 1941Open or Close

    ポール・セローがマサチューセッツ州メドフォードに生まれる。

  • 1945Open or Close

    8月17日、『風の歌を聴け』の「僕」の叔父のひとりが自ら埋めた地雷を踏んで上海の郊外で死去。

  • 1946Open or Close

    トニー滝谷の父親であるジャズ・トロンボーン奏者の滝谷省三郎が中国の上海から帰国。

  • 1947Open or Close

    滝谷省三郎結婚。

  • 1948Open or Close

  • 1951Open or Close

    1月4日、『国境の南、太陽の西』の「僕」誕生。

  • 1957Open or Close

    アンタール・ドラティ指揮によるロンドン交響楽団の演奏で、プロコフィエフの『スキタイ組曲』のレコーディングが行われる。このレコードは世界で最初に発売されたステレオ・レコードのうちの一枚で、録音が素晴らしいことで知られている(とのこと)。

    カラヤンとグレン・グールドがベルリン・フィルハーモニーをオーケストラにベートーベンのピアノ協奏曲第三番を演奏。

    10月4日、ソヴィエト連邦がカザフ共和国にあるバイコヌール宇宙基地から世界初の人工衛星スプートニク1号(直径58センチ、重さ83.6kg)を打ち上げ。地球を96分12秒で1周。

    11月3日、ライカ犬を乗せたスプートニク2号を打ち上げ。ライカ犬は宇宙空間に出た最初の生物となるが、衛生は回収されず、宇宙における生物研究の犠牲となった。

  • 1958Open or Close

    9月26日、夕刻。ソニー・ロリンズが一人、テナー・サキソフォンの音階練習にはげんでいると、「ねえ、おじさん、何してんのさ」と通りがかりの男の子がソニー・ロリンズに訊ねた。「原始怪獣と闘ってるのさ」とソニー・ロリンズは答えた。

  • 1959Open or Close

    グレン・グールドとレナード・バーンスタインがニューヨーク・フィルハーモニックをオーケストラにベートーベンのピアノ協奏曲第三番を演奏。

  • 1960Open or Close

    ビング・クロスビーが何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も『ホワイト・クリスマス』を唄った。

  • 1962Open or Close

    グレン・グールドとレナード・バーンスタインがニューヨーク・フィルハーモニックの演奏会で、ブラームスのピアノ協奏曲第一番を演奏。演奏の前にバーンスタインが聴衆に向かって「これは私が本来やりたいスタイルの演奏ではない。ミスタ・グールドの意思でこうなった」と弁明。

  • 1963Open or Close

    村上春樹、ビーチ・ボーイズの音楽に出会う!ソニーのトランジスタ・ラジオから流れてきたビーチ・ボーイズの『サーフィンUSA』を聴く。

  • 1966Open or Close

    村上春樹、スコット・フィッツジェラルドの作品を初めて読むも、たいした感銘も受けずに終わる。

  • 1966Open or Close

    『風の歌を聴け』の「僕」の叔父のひとりが体中をずたずたに切り裂かれ、体の入口と出口にプラスチックのパイプを詰め込まれたまま苦しみ抜いて死去。

  • 1967Open or Close

    村上春樹、ジム・モリソンの音楽に出会う!ジム・モリソン(ザ・ドアーズ)の歌う『ライト・マイ・ファイア(Light My Fire)』を聴く。

    アーネスト・ヘミングウェイに魅かれていたこの年、スコット・フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー(偉大なるギャツビー)』を初めて読み、「一流の、しかし時の流れによって風化されてしまった風俗作家」という印象を受ける。

    甲子園決勝の2日目、三沢高校と松山商業が熱戦を繰り広げている時、能登半島の田舎道を旅行中に畑で農作業をしているおじさんが「このトマトおいしいから持っていきな」と声をかけられ、大きな赤いトマトを3個か4個もらう。

  • 1968Open or Close

    デレク・ハートフィールドの熱心な(そして唯一の)研究家であるトマス・マックリュア『不妊の星々の伝説(Thomas McClure; The Legend of the Sterile Stars: 1968)』刊行。

  • 1969Open or Close

    1月12日、村上春樹の二十歳の誕生日。冷え冷えとした薄曇りの冬の日で、アルバイトを代わってくれる人が見つからず、喫茶店のウェイターの仕事をして過ごす。その日は最後の最後まで楽しいことなんて何ひとつない一日で、これからの人生全体を暗示しているように感じた。

    新宿にあるジャズクラブ「ピットイン」でサックス奏者の渡辺貞夫さんに煙草用のマッチを貸す。

  • 1970Open or Close

    8月22日、ラジオN・E・B「ポップス・テレフォン・リクエスト」のDJ(犬の漫才師)がラジオの冒頭、一通の手紙を紹介し「僕は・君たちが・好きだ。」というメッセージを発した。

    11月25日、三島由紀夫が憲法改正のため自衛隊の決起を呼びかけた後、割腹自殺をした(三島事件、楯の会事件)日の午後、『羊をめぐる冒険』の「僕」と「誰とでも寝る女の子」はICU(国際基督教大学)のラウンジでホットドッグを食べコーヒーを飲む。

  • 1971Open or Close

    『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の「ハードボイルド・ワンダーランド」の主人公である「私」がオリーヴ・グリーンの米軍ジャケットを購入。

  • 1978Open or Close

    4月1日、ヤクルトVS広島の試合を観戦。先頭バッターのデイブ・ヒルトンがレスト線にヒットを打って、二塁へ到達。その時、「そうだ、小説を書いてみよう」と思い小説を執筆する。書いたのはデビュー作『風の歌を聴け』。

    5月、『ねじまき鳥クロニクル』の主人公の岡田亨とクミコが結婚。その頃、加納クレタは自殺をはかり、加納マルタはマルタ島で修行をしていた。

  • 1979Open or Close

    4月、新宿でボブ・マーリーのコンサートを聴く。終了後「んちゃ、んちゃ」というレゲエのリズムで帰路につく。

    風の歌を聴け刊行
    装画:佐々木マキ
    発行所:講談社

  • 1980Open or Close

    『1973年のピンボール』刊行

    『街と、その不確かな壁』を『文學界』9月号に掲載

  • 1981Open or Close

    4月、原宿の裏通りで『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』の主人公の「僕」が100パーセントの女の子とすれ違う。

    スコット・フィッツジェラルド 『マイ・ロスト・シティー フィッツジェラルド作品集』翻訳・刊行
    『フィッツジェラルド体験』
    『残り火』
    『氷の宮殿』
    『哀しみの孔雀』
    『失われた三時間』
    『アルコールの中で』
    『マイ・ロスト・シティー』
    『あとがき』
    装幀:落田洋子
    発行所:中央公論社

    『ウォーク・ドント・ラン 村上龍VS村上春樹』(共著者・村上龍)刊行
    カバー写真提供:米国商務省観光局
    発行所:講談社

    『夢で会いましょう』(共著者・糸井重里)刊行
    装幀:仲條正義
    発行所:冬樹社

  • 1982Open or Close

    1月、エア・フロリダの航空機が寒波の悪天候の中、ワシントンDCのポトマック川に墜落。水中に投げ出された乗客のひとりアーランド・ウィリアムズさんは親切心から他の乗客にヘリコプターの救助を譲るも、自身は命を落としてしまった。

    2月22日、六本木の瀬里奈で糸井重里と対談。

    『羊をめぐる冒険』刊行
    第一章 1970/11/25
     水曜の午後のピックニック
    第二章 1978/7月
     1 十六歩歩くことについて
     2 彼女の消滅・写真の消滅・スリップの消滅
    第三章 1978/9月
     1 鯨のペニス・三つの職業を持つ女
     2 耳の開放について
     3 続・耳の開放について
    第四章 羊をめぐる冒険1
     1 奇妙な男のこと・序
     2 奇妙な男のこと
     3 「先生」のこと
     4 羊を数える
     5 車とその運転手(1)
     6 いとみみず宇宙とは何か?
    第五章 鼠からの手紙をその後日譚
     1 鼠の最初の手紙 一九七七年十二月二十一日消印
     2 二番めの鼠の手紙 消印は一九七八年五月?日
     3 歌は終りぬ
     4 彼女はソルティー・ドッグを飲みながら波の音について語る
    第六章 羊をめぐる冒険2
     1 奇妙な男の奇妙な話(1)
     2 奇妙な男の奇妙な話(2)
     3 車とその運転手(2)
     4 夏の終りと秋の始まり
     5 1/5000
     6 日曜の午後のピクニック
     7 限定された執拗な考え方について
     8 いわしの誕生
    第七章 いるかホテルの冒険
     1 映画館で移動が完成される。いるかホテルへ
     2 羊博士登場
     3 羊博士おおいに食べ、おおいに語る
     4 さらばいるかホテル
    第八章 羊をめぐる冒険3
     1 十二滝町の誕生と発展と転落
     2 十二滝町の更なる転落と羊たち
     3 十二滝町の夜
     4 不吉なカーブを回る
     5 彼女は山を去る。そしておそう空腹感
     6 ガレージの中でみつけたもの草原のまんなかで考えたこと
     7 羊男来る
     8 風の特殊なとおり道
     9 鏡に映るもの・鏡に映らないもの
     10 そして時は過ぎて行く
     11 闇の中に住む人々
     12 時計のねじをまく鼠
     13 緑のコードと赤いコード・凍えたかもめ
     14 不吉なカーブ再訪
     15 十二時のお茶の会
    エピローグ

  • 1983Open or Close

    中国行きのスロウ・ボート刊行
    中国行きのスロウ・ボート
    『貧乏な叔母さんの話』
    『ニューヨーク炭鉱の悲劇』
    『カンガルー通信』
    『午後の最後の芝生』
    『土の中の彼女の小さな犬』
    『シドニーのグリーン・ストリート』
    装幀:安西水丸
    発行所:中央公論社

    レイモンド・カーヴァー 『ぼくが電話をかけている場所』翻訳・刊行
    『ダンスしないか?』
    『出かけるって女たちに言ってくるよ』
    『大聖堂(カセドラル)』
    『菓子袋』
    『あなたお医者さま?』
    『ぼくが電話をかけている場所』
    『足もとに流れる深い川』
    『何もかもが彼にくっついていた』
    『訳者あとがき』
    装幀:落田謙一
    発行所:中央公論社

    カンガルー日和(絵・佐々木マキ)刊行
    カンガルー日和
    4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて
    『眠い』
    『タクシーに乗った吸血鬼』
    『彼女の町と、彼女の緬羊』
    『あしか祭り』
    『鏡』
    『1963/1983年のイパネマの娘』
    『バート・バカラックはお好き?』
    『5月の海岸線』
    『駄目になった王国』
    『32歳のデイトリッパー』
    『とんがり焼の盛衰』
    『チーズ・ケーキのような形をした僕の貧乏』
    『スパゲティーの年に』
    『かいつぶり』
    『サウスベイ・ストラット – ドゥービー・ブラザース「サウスベイ・ストラット」のためのBGM』
    『図書館奇譚』
    『あとがき』
    発行所:平凡社

    『象工場のハッピーエンド』(画・安西水丸)刊行
    アート・ディレクション:渡邊かをる
    デザイン:渡邊かをる、吉岡博恭、弘中克典
    発行所:CBS・ソニー出版

  • 1984Open or Close

    『波の絵、波の話』(写真・稲越功一)刊行
    アート・ディレクション:渡邊かをる
    デザイン:渡邊かをる、吉岡博恭、弘中克典
    発行所:文藝春秋

    『螢・納屋を焼く・その他の短編』刊行
    『螢』
    『納屋を焼く』
    『踊る小人』
    『めくらやなぎと眠る女』
    『三つのドイツ幻想
     1 冬の博物館としてのポルノグラフィティ
     2 ヘルマン・ゲーリング要塞1983
     3 ヘルWの空中庭園』
    『あとがき』
    装幀:安西水丸
    発行所:新潮社

    『村上朝日堂』(挿絵・安西水丸)刊行

    ジョン・アーヴィングにインタビューをする。

    夏、スコット・フィッツジェラルドの母校を自分の目で見てみたいというただそれだけの理由で、プリンストン大学を訪問。図書館の特別室でフィッツジェラルドの直筆の原稿を見せてもらう。

    ワシントン州ポートエンジェルスにある、レイモンド・カーヴァーとテス・ギャラガーの家を訪問。

    中上健次さんと対談。共通の知人である村上龍氏のことやアメリカの小説、文化などについて語り合う。

  • 1985Open or Close

    『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』刊行
    【ハードボイルド・ワンダーランド】
    1 エレベーター、無音、肥満
    3 雨合羽、やみくろ、洗いだし
    5 計算、進化、性欲
    7 頭骨、ローレン・バコール、図書館
    9 食欲、失意、レニングラード
    11 着衣、西瓜、混沌
    13 フランクフルト、ドア、独立組織
    15 ウィスキー、拷問、ツルゲーネフ
    17 世界の終り、チャーリー・パーカー、時限爆弾
    19 ハンバーガー、スカイライン、デッドライン
    21 ブレスレット、ベン・ジョンソン、悪魔
    23 穴、蛭、塔
    25 食事、象工場、罠
    27 百科事典棒、不死、ペーパー・クリップ
    29 湖水、近藤正臣、パンティー・ストッキング
    31 改札、ポリス、合成洗剤
    33 雨の日の洗濯、レンタ・カー、ボブ・ディラン
    35 爪切り、バター・ソース、鉄の花瓶
    37 光、内省、清潔
    39 ポップコーン、ロード・ジム、消滅
    【世界の終り】
    2 金色の獣
    4 図書館
    6 影
    8 大佐
    10 壁
    12 世界の終りの地図
    14 森
    16 冬の到来
    18 夢読み
    20 獣たちの死
    22 灰色の煙
    24 影の広場
    26 発電所
    28 楽器
    30 穴
    32 死にゆく影
    34 頭骨
    36 手風琴
    38 脱出
    40 鳥

    映画をめぐる冒険(共著者・川本三郎)刊行
    エディトリアル・スタッフ:プロデューサー-安原顯&ケンズ・プランニング
    写真提供:川喜多記念映画文化財団
    発行所:講談社

    レイモンド・カーヴァー 『夜になると鮭は・・・・』翻訳・刊行
    『羽根』
    『雉子』
    『ヴィタミン』
    『クリスマスの夜』
    『犬を捨てる』
    『二十二歳の父の肖像』
    『夜になると鮭は』
    『セムラに、兵士のごとく勇ましく』
    『君は恋を知らない(チャールズ・ブコウスキー、詩の朗読の夜)』
    『レイモンド・カーヴァーと新しい保守回帰の波(ニュー・コンサーヴァティズム)』
    装幀:落田謙一
    発行所:中央公論社

    クリス・ヴァン・オールズバーグ 『西風号の遭難』翻訳・刊行
    発行所:河出書房新社

    10月5日、ギリシャのエルミオーニで、『羊男のクリスマス』のまえがきのようなもの(佐々木マキさんの思い出)を執筆。

    『回転木馬のデッド・ヒート』刊行
    『はじめに・回転木馬のデッド・ヒート』
    『レーダーホーゼン』
    『タクシーに乗った男』
    『プールサイド』
    『今は亡き王女のための』
    『嘔吐1979』
    『雨やどり』
    『野球場』
    『ハンティング・ナイフ』
    装幀:岡本滋夫

    『羊男のクリスマス』(絵・佐々木マキ)刊行
    ブックデザイン:菊池信義
    発行所:講談社

  • 1986Open or Close

    『パン屋再襲撃』刊行
    『パン屋再襲撃』
    『象の消滅』
    『ファミリー・アフェア』
    『双子と沈んだ大陸』
    『ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界』
    『ねじまき鳥と火曜日の女たち』

    4月21日、ジョン・アーヴィング『熊を放つ』の訳者あとがきを執筆。

    ジョン・アーヴィング 『熊を放つ』翻訳・刊行
    装幀:和田誠
    発行所:中央公論社

    『村上朝日堂の逆襲』(絵・安西水丸)刊行
    装幀・本文イラスト:安西水丸
    発行所:朝日新聞社

    小澤征爾さんとボストン交響楽団によるコンサートでブラームスの交響曲第一番を聴く。

    『ランゲルハンス島の午後』(絵・安西水丸)刊行
    装幀:安西水丸、早田二郎
    発行所:光文社

    『西風号の遭難』で第9回絵本にっぽん賞特別賞を受賞。

  • 1987Open or Close

    5月30日、ポール・セロー『ワールズ・エンド(世界の果て)』の訳者あとがきを執筆。

    『ノルウェイの森(上)』『ノルウェイの森(下)』刊行

    『’THE SCRAP’ 懐かしの一九八〇年代』刊行
    装丁:和田誠
    発行所:文藝春秋

    『日出る国の工場』(共著者・安西水丸)刊行
    発行所:新潮社

    5月30日、ポール・セロー『ワールズ・エンド』の訳者あとがきを執筆。

    ポール・セロー『ワールズ・エンド(世界の果て)』翻訳・刊行
    『ワールズ・エンド(世界の果て)』
    『文壇遊泳術』
    『サーカスと戦争』
    『コルシカ島の冒険』
    『真っ白な嘘』
    『便利屋』
    『あるレディーの肖像』
    『ボランティア講演者』
    『緑したたる島』
    『訳者あとがき』
    カバー絵:Raoul Dufy
    A・D:坂田政則
    発行所:文藝春秋

    クリス・ヴァン・オールズバーグ 『急行「北極号」』翻訳・刊行

    8月21日、雑誌『ハイファッション』の原稿「どうして僕は雑誌の連載が苦手なのかということにつて」(『村上朝日堂 はいほー!』収録)を執筆。

  • 1988Open or Close

    『ダンス・ダンス・ダンス(上)』『ダンス・ダンス・ダンス(下)』刊行
    装画:佐々木マキ
    装幀:永原康史
    発行所:講談社

    トルーマン・カポーティ 『おじいさんの思い出』(銅板画・山本容子)翻訳・刊行
    装幀:坂川栄治
    発行所:文藝春秋

    『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』翻訳・刊行

    W・P・キンセラ他 『and Other Stories とっておきのあめりか小説12篇』翻訳・刊行

  • 1989Open or Close

    レイモンド・カーヴァー 『ささやかだけれど、役にたつこと』翻訳・刊行

    『村上朝日堂はいほー!』(挿絵・安西水丸)刊行
    題字・本文イラスト:高橋常政
    ブックデザイン:中城裕志
    発行所:文化出版局

    クリス・ヴァン・オールズバーグ『名前のない人』翻訳・刊行

    ティム・オブライエン『ニュークリア・エイジ』翻訳・刊行

    トルーマン・カポーティ『あるクリスマス』(銅版画・山本容子)翻訳・刊行
    装幀:坂川栄治
    発行所:文藝春秋

  • 1990Open or Close

    『TVピープル』刊行
    『TVピープル』
    『飛行機 – あるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったか』
    『我らの時代のフォークロア – 高度資本主義前史』
    『加納クレタ』
    『ゾンビ』
    『眠り』
    挿画・挿絵:佐々木マキ
    発行所:文藝春秋

    『全作品1979~1989(1)風の歌を聴け・1973年のピンボール』刊行

    『遠い太鼓』刊行
    装幀:平野甲賀
    写真:村上陽子
    発行所:講談社

    『全作品1979~1989(2)羊をめぐる冒険』刊行

    全作品1979~1989(3)短篇集1刊行
    中国行きのスロウ・ボート
    『貧乏な叔母さんの話』
    『ニューヨーク炭鉱の悲劇』
    『カンガルー通信』
    『午後の最後の芝生』
    『土の中の彼女の小さな犬』
    『シドニーのグリーン・ストリート』
    『螢』
    『納屋を焼く』
    『めくらやなぎと眠る女』
    『踊る小人』
    『三つのドイツ幻想』
    『雨の日の#241・#242』
    装幀:和田誠
    発行所:講談社

    レイモンド・カーヴァー 『レイモンド・カーヴァー全集3 大聖堂』翻訳・刊行

    『雨天炎天 アトス-神様のリアル・ワールド』(写真・松村映三)刊行
    装幀・本文レイアウト:アートディレクション-坂川栄治、デザイン-前田英造
    地図画:加藤修
    発行所:新潮社

    『雨天炎天 チャイと兵隊と羊-21日間トルコ一周』(写真・松村映三)刊行
    装幀・本文レイアウト:アートディレクション-坂川栄治、デザイン-前田英造
    地図画:加藤修
    発行所:新潮社

    短編『TVピープル』が、アルフレッド・バーンバウム訳でアメリカの雑誌『ニューヨーカー』9月10日号に掲載。二作目として『ねじまき鳥と火曜日の女たち』が11月26日号に掲載。

    レイモンド・カーヴァー 『レイモンド・カーヴァー全集2 愛について語るときに我々の語ること』翻訳・刊行

    ティム・オブライエン『本当の戦争の話をしよう』翻訳・刊行

    『全作品1979~1989(4)世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』刊行

    10月末、雑誌『ハイファッション』の編集者マツオさん(香川県出身)、安西水丸さんと一緒に二泊三日のうどん三昧のうどん取材を敢行。その合間に金刀比羅宮へ訪れ、金刀比羅宮の階段を走って登る。

    トルーマン・カポーティ 『クリスマスの思い出』翻訳・刊行

    クリス・ヴァン・オールズバーグ 『ハリス・バーディックの謎』翻訳・刊行

  • 1991Open or Close

    全作品1979~1989(5)短篇集2刊行
    1
    カンガルー日和
    『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』
    『眠い』
    『タクシーに乗った吸血鬼』
    『彼女の町と、彼女の緬羊』
    『あしか祭り』
    『鏡』
    『1963/1983年のイパネマの娘』
    『窓』
    『五月の海岸線』
    『駄目になった王国』
    『32歳のデイトリッパー』
    『とんがり焼の盛衰』
    『チーズ・ケーキのような形をした僕の貧乏』
    『スパゲティーの年に』
    『かいつぶり』
    『サウスベイ・ストラット – ドゥービー・ブラザース「サウスベイ・ストラット」のためのBGM』
    『図書館奇譚』
    2
    『あしか』
    『月刊「あしか文芸」』
    『書斎奇譚』
    『おだまき酒の夜』
    3
    『はじめに・回転木馬のデッドヒート』
    『レーダーホーゼン』
    『タクシーに乗った男』
    『プールサイド』
    『今は亡き王女のための』
    『嘔吐1979』
    『雨やどり』
    『野球場』
    『ハンティング・ナイフ』
    『沈黙』
    装幀:和田誠
    発行所:講談社

    ボストン・マラソンを初めて走る。

    『全作品1979~1989(8)短篇集3』刊行
    『パン屋再襲撃』
    『パン屋襲撃』
    『象の消滅』
    『ハイネケン・ビールの空き缶を踏む象についての短文』
    『ファミリー・アフェア』
    『双子と沈んだ大陸』
    『ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界』
    『ねじまき鳥と火曜日の女たち』
    『眠り』
    『トニー滝谷』
    『人喰い猫』
    装幀:和田誠
    発行所:講談社

    レイモンド・カーヴァー 『レイモンド・カーヴァー全集1 頼むから静かにしてくれ』翻訳・刊行

    マーク・ヘルプリン / クリス・ヴァン・オールズバーグ 『白鳥湖』翻訳・刊行

    短編『象の消滅』が『ニューヨーカー』11月18日号に掲載。

  • 1992Open or Close

    4月20日、ボストン・マラソンを走る(2回目)。

    短編『眠り』が『ニューヨーカー』3月30日号に掲載。続いて、『納屋を焼く』が11月2日号に掲載。

    レイモンド・カーヴァー 『レイモンド・カーヴァー全集4 ファイアズ(炎)』翻訳・刊行

    『国境の南、太陽の西』刊行
    装幀:菊池信義
    発行所:講談社

  • 1993Open or Close

    雑誌『ニューヨーカー』からの優先契約の申し出にサインをする。

    プリンストン大学の生協でサイン会を開催。ただ、15冊しか売れなかった。

    アーシュラ・K・ル=グウィン 『空飛び猫』翻訳・刊行

    クリス・ヴァン・オールズバーグ 『魔法のホウキ』翻訳・刊行

    アーシュラ・K・ル=グウィン 『帰ってきた空飛び猫』翻訳・刊行

  • 1994Open or Close

    『やがて哀しき外国語』刊行
    装幀・本文カット:安西水丸
    発行所:講談社

    レイモンド・カーヴァー 『レイモンド・カーヴァー全集6 象/滝への新しい小径』翻訳・刊行

    『ねじまき鳥クロニクル 第1部 泥棒かささぎ編』刊行
    1. 火曜日のねじまき鳥、六本の指と四つの乳房について
    2. 満月と日蝕、納屋の中で死んでいく馬たちについて
    3. 加納マルタの帽子、シャーベット・トーンとアレン・ギンズバーグと十字軍
    4. 高い塔と深い井戸、あるいはノモンハンを遠く離れて
    5. レモンドロップ中毒、飛べない鳥と涸れた井戸
    6. 岡田久美子はどのようにして生まれ、綿谷ノボルはどのようにして生まれたか
    7. 幸福なクリーニング店、そして加納クレタの登場
    8. 加納クレタの長い話、苦痛についての考察
    9. 電気の絶対的な不足と暗渠、かつらについての笠原メイの考察
    10. マジックタッチ、風呂桶の中の死、形見の配達者
    11. 間宮中尉の登場、温かい泥の中からやってきたもの、オーデコロン
    12. 間宮中尉の長い話・1
    13. 間宮中止の長い話・2
    Cover Arts:I Dewa Ketut Rungun “Burung bangau terbang” MUSEUM PURI LUKISAN, UBUD BALI
    発行所:新潮社

    『ねじまき鳥クロニクル 第2部 予言する鳥編』刊行
    1. できるだけ具体的なこと、文学における食欲
    2. この章では良いニュースはなにひとつない
    3. 綿谷ノボル語る、下品な島の猿の話
    4. 失われた恩寵、意識の娼婦
    5. 遠くの町の風景、永遠の半月、固定された梯子
    6. 遺産相続、クラゲについての考察、乖離の感覚のようなもの
    7. 妊娠についての回想と対話、苦痛についての実験的考察
    8. 欲望の根、208号室の中、壁を通り抜ける
    9. 井戸と星、梯子はどのようにして消滅したか
    10. 人間の死と進化についての笠原メイの考察、よそで作られたもの
    11. 痛みとしての空腹感、クミコの長い手紙、予言する鳥
    12. 髭を剃っているときに発見したもの、目が覚めたときに発見したこと
    13. 加納クレタの話の続き
    14. 加納クレタの新しい出発
    15. 正しい名前、夏の朝にサラダオイルをかけて焼かれたもの、不正確なメタファー
    16. 笠原メイの家に起こった唯一の悪いこと、笠原メイのぐしゃぐしゃとした熱源についての考察
    17. いちばん簡単なこと、洗練されたかたちでの復讐、ギターケースの中にあったもの
    18. クレタ島からの便り、世界の縁から落ちてしまったもの、良いニュースは小さな声で語られる
    Cover Arts:I Dewa Ketut Rungun “Burung bangau terbang” MUSEUM PURI LUKISAN, UBUD BALI
    発行所:新潮社

    4月18日、ボストン・マラソンを走る(3回目)。

    4月20日〜25日、テキサス州オースティンにあるテキサス州立大学で講演、地元の書店でサイン会、レセプションに参加。

    4月26日、客演指揮者ベルナルト・ハイティンクの指揮によるボストン・シンフォニーのコンサート(曲目はブラームスの交響曲一番など)を観賞。

    4月29日、ケンブリッジのジャズ・クラブでソニー・ロリンズのなかなか圧倒的な演奏を聴く。

    5月5日、プリンストン大学のジョーンズ・ホールで100人ほどの聴衆を前に河合隼雄さんと対談。司会は同大学助教授のホセア・平田さん。

    雑誌『ニューヨーカー』の特集号「ニューヨーカー作家」の集いに参加。ジョン・アップダイク、ニコルソン・ベイカー、アリス・マンロー、ボビー・アン・メイソン、アン・ビーティー、ジャマイカ・キンケード、トム・ジョーンズなど、名だたる作家と記念撮影。その後、アルゴンキン・バーへ移動し、みんなで和気あいあいと(ちっともおいしくない)カクテルを飲んでいると、ジョン・アップダイクに呼ばれ「君の作品はいつも読んでいる。どれも素晴らしいよ」と言われた。

    クリス・ヴァン・オールズバーグ 『まさ夢いちじく』翻訳・刊行

    レイモンド・カーヴァー 『カーヴァー・カントリー』翻訳・刊行

    レイモンド・カーヴァー 『Cover’s Dozenレイモンド・カーヴァー傑作選』翻訳・刊行

    『使いみちのない風景』(写真・稲超功一)刊行

  • 1995Open or Close

    『ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編』刊行
    1. 笠原メイの視点
    2. 首吊り屋敷の謎
    3. 冬のねじまき鳥
    4. 冬眠から目覚める、もう一枚の名刺、金の無名性
    5. 真夜中の出来事
    6. 新しい靴を買う、家に戻ってきたもの
    7. よくよく考えればわかるところ
    8. ナツメグとシナモン
    9. 井戸の底で
    10. 動物園襲撃(あるいは要領の悪い虐殺)
    11. それでは次の問題
    12. このシャベルは本もののシャベルなのだろうか?
    13. Mの秘密の治療
    14. 待っていた男、振り払うことのできないもの、人は島嶼にあらず
    15. シナモンの不思議な手話、音楽の捧げもの
    16. ここが行きどまりなのかもしれない
    17. 世界中の疲弊と重荷、魔法のランプ
    18. 仮縫い部屋、後継者
    19. とんまな雨蛙の娘
    20. 地下の迷宮、シナモンの二枚の扉
    21. ナツメグの話
    22. 首吊り屋敷の謎2
    23. 世界中のいろんなクラゲ、変形したもの
    24. 羊を数える、輪の中心にあるもの
    25. 信号が赤に変わる、のびてくる長い手
    26. 損なうもの、熟れた果実
    27. 三角形の耳、橇の鈴音
    28. ねじまき鳥クロニクル#8(あるいは二度目の要領の悪い虐殺)
    29. シナモンのミッシング・リンク
    30. 家なんて信用できたものではない
    31. 空き家の誕生、乗り換えられた馬
    32. 加納マルタの尻尾、皮剝ぎボリス
    33. 消えたバット、帰ってきた「泥棒かささぎ」
    34. ほかの人々に想像をさせる仕事
    35. 危険な場所、テレビの前の人々、虚ろな男
    36. 蛍の光、魔法のとき方、朝に目覚まし時計の鳴る世界
    37. ただの現実のナイフ、前もって予言されたこと
    38. アヒルのヒトたちの話、影と涙
    39. 二種類の異なったニュース、どこかに消え去ったもの
    40. ねじまき鳥クロニクル#17
    41. さよなら
    Cover Arts:I Dewa Ketut Rungun “Burung bangau terbang” MUSEUM PURI LUKISAN, UBUD BALI
    発行所:新潮社

    4月1日、およそ2ヶ月後に出版される『夜のくもざる』のあとがきを執筆。

    4月10日、2ヶ月後に出版される『夜のくもざる』のあとがきを安西水丸さんが執筆。

    『村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる』(絵・安西水丸)刊行
    発行所:平凡社

  • 1996Open or Close

    『レキシントンの幽霊』刊行
    『レキシントンの幽霊』ロング・バージョン
    『緑色の獣』
    『沈黙』
    『氷男』
    『トニー滝谷』ロング・バージョン
    『七番目の男』
    『めくらやなぎと、眠る女』ショート・バージョン
    『あとがき』
    カバー写真:戸田嘉昭
    装丁:坂川栄司
    発行所:文藝春秋

    ビル・クロウ 『さよならバードランド-あるジャズ・ミュージシャンの回想-』翻訳・刊行

    スコット・フィッツジェラルド 『バビロンに帰る-ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック2-』翻訳・刊行
    スコット・フィッツジェラルドの五つの短編
    『ジェリービーン』
    『カットグラスの鉢』
    『結婚パーティー』
    『バビロンに帰る』
    『新緑』
    エッセイ
    『スコット・フィッツジェラルドの幻影 – アッシュヴィル、1935』
    あとがき
    装幀:和田誠
    発行所:中央公論社

    11時間42分でサロマ湖100kmウルトラマラソンを完走!

    クリス・ヴァン・オールズバーグ 『ベンの見た夢』翻訳・刊行

    『村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた』(絵/安西水丸)刊行
    装丁:藤本やすし+キャップ
    発行所:新潮社

    マイケル・ギルモア『心臓を貫かれて』翻訳・刊行
    装幀:高橋虹慈
    本文レイアウト:上田みゆき
    発行所:文藝春秋

    『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』(共著者・河合隼雄)刊行
    装幀:渡辺和雄
    装画:菅原美奈子
    発行所:岩波書店

  • 1997Open or Close

    『アンダーグラウンド』刊行

    『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』(絵・安西水丸)刊行
    発行所:朝日新聞社

    アーシュラ・K・ル=グウィン 『素晴らしいアレキサンダーと、空飛び猫たち』翻訳・刊行

    レイモンド・カーヴァー 『レイモンド・カーヴァー全集5 水と水とが出会うところ/ウルトラマリン』翻訳・刊行

    『若い読者のための短編小説案内』刊行

    『ポートレイト・イン・ジャズ(Portrait in Jazz)』(共著者・和田誠)刊行
    発行所:新潮社

  • 1998Open or Close

    アメリカ軍厚木基地内で行われた、日本盲人マラソン協会主催のマラソンに、目の見えないランナーの伴奏者として参加。

    『辺境・近境』刊行
    写真:松村映三
    イラスト:安西水丸
    装幀:新潮社装幀室
    発行所:新潮社

    『辺境・近境 写真篇』(共著者、写真・松村映三)刊行
    design:島田隆
    発行所:新潮社

    『ふわふわ』刊行

    『CD-ROM版村上朝日堂 夢のサーフシティー』(絵・安西水丸)刊行
    装画・本文イラスト:安西水丸
    AD:坂川事務所
    発行所:朝日新聞社

    7月12日、ハワイのオアフ島で開催されたティンマン・トライアスロンに参加。ゼッケンは1647番。

    マーク・ストランド 『犬の人生』刊行
    発行所:中央公論社

    『約束された場所で-underground(2)』刊行
    装丁:川上成夫
    装画:脇田愛二郎
    発行所:文藝春秋

    『約束された場所で-underground(2)』で第2回桑原武夫学芸賞受賞。

  • 1999Open or Close

    『新版・象工場のハッピーエンド』(画・安西水丸)刊行
    装丁・デザイン:久米亜紀子
    発行所:講談社
    ※1983年12月CBS・ソニー出版より刊行されたものに、単行本未収録作品『にしんの話』及び、新画稿を加え、新編集。

    『スプートニクの恋人』刊行
    装幀:坂川事務所
    装画:EMI
    発行所:講談社

    グレイス・ペイリー 『最後の瞬間のすごく大きな変化』翻訳・刊行

    『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』(写真・村上陽子)刊行
    ブックデザイン:渡辺和雄
    発行所:平凡社

  • 2000Open or Close

    『神の子どもたちはみな踊る』刊行
    『UFOが釧路に降りる』
    『アイロンのある風景』
    『神の子どもたちはみな踊る』
    『タイランド』
    『かえるくん、東京を救う』
    『蜂蜜パイ』
    装画・挿画:北脇昇、東京国立近代美術館所蔵
    発行所:新潮社

    ティム・オブライエン他 『月曜日は最悪だとみんなは言うけれど』翻訳・刊行

    ビル・クロウ 『ジャズ・アネクドーツ』翻訳・刊行

    『「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?』(絵・安西水丸)刊行
    デザイン:坂川事務所
    DTPデザイン:岡島敏之
    発行所:朝日新聞社

    『またたび浴びたタマ』(画・友沢ミミヨ)刊行
    装幀:大久保明子
    発行所:文藝春秋

    レイモンド・カーヴァー 『必要になったら電話をかけて』翻訳・刊行
    『序文(テス・ギャラガー)』
    『薪割り』
    『夢』
    『破壊者たち』
    『必要になったら電話をかけて』
    『どれを見たい?』
    『訳者あとがき』
    装幀:坂川事務所
    発行所:中央公論社

    『翻訳夜話』刊行

    20世紀最後の日。車のラジオからたまたま流れてきたブライアン・ウィルソンの『キャロライン・ノー』を聴きながら、夕焼けを眺めるためにカウアイ島のノースショアをドライブ。

  • 2001Open or Close

    『Sydney! [シドニー!]』刊行
    装幀:関口聖司
    カバー写真:宮本敬文
    発行所:文藝春秋

    『CD-ROM版村上朝日堂 スメルジャコフ対織田信長家臣団』(絵・安西水丸)刊行
    装画・本文イラスト:安西水丸
    AD:坂川事務所
    発行所:朝日新聞社

    『ポートレイト・イン・ジャズ2(Portrait in Jazz2)』(共著者・和田誠)刊行
    レコード・ジャケット撮影:筒口直弘
    発行所:新潮社

    『村上ラヂオ』(画・大橋歩)刊行
    装丁:葛西薫
    発行所:新潮社

    アーシュラ・K・ル=グウィン 『空を駆けるジェーン』翻訳・刊行

  • 2002Open or Close

    『海辺のカフカ(上)』『海辺のカフカ(下)』刊行
    カバー撮影:大高隆
    装幀:新潮社装幀室
    発行所:新潮社

    トルーマン・カポーティ 『誕生日の子どもたち』翻訳・刊行

    レイモンド・カーヴァー 『英雄を謳うまい』翻訳・刊行

    『バースデイ・ストーリーズ』編訳・刊行
    『ムーア人』ラッセル・バンクス
    『ダンダン』デニス・ジョンソン
    『ティモシーの誕生日』ウィリアム・トレヴァー
    『バースデイ・ケーキ』ダニエル・ライオンズ
    『皮膚のない皇帝』リンダ・セクソン
    『ダイス・ゲーム』ポール・セロー
    『永遠に頭上に』デイヴィッド・フォスター・ウォレス
    『慈悲の天使、怒りの天使』イーサン・ケイニン
    『バースデイ・プレゼント』アンドレア・リー
    『風呂』レイモンド・カーヴァー
    『バースデイ・ガール』村上春樹
    『訳者あとがき』
    装幀:坂川栄治+藤田知子
    装画:谷山彩子
    発行所:中央公論社

  • 2003Open or Close

    『全作品1990~2000(2)国境の南、太陽の西・スプートニクの恋人』刊行

    『全作品1990~2000(4)ねじまき鳥クロニクル1』刊行

    『全作品1990~2000(5)ねじまき鳥クロニクル2』刊行

    『全作品1990~2000(6)アンダーグラウンド』刊行

    『全作品1990~2000(7)約束された場所で/村上春樹、河合隼雄に会いにいく』刊行

    J・D・サリンジャー 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』刊行
    装丁:坂川栄治+藤田知子(坂川事務所)
    発行所:白水社

    『Kafka on the Shore Officeal Magazine 村上春樹編集長 少年カフカ少年カフカ』(絵・安西水丸)刊行
    表紙写真撮影:大高隆
    本文写真撮影:菅野健児(新潮社写真部)
    表紙・本文デザイン:新潮社装幀室
    発行所:新潮社

    『翻訳夜話2 サリンジャー戦記』刊行

  • 2004Open or Close

    『アフターダーク』刊行
    ブックデザイン:和田誠
    写真:稲超功一
    発行所:講談社

    ティム・オブライエン 『世界のすべての七月』翻訳・刊行

    クリス・ヴァン・オールズバーグ 『2ひきのいけないアリ』翻訳・刊行
    装丁:桂川潤
    発行所:あすなろ書房

    『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』(共著者・吉本由美、都筑郷一)刊行
    イラスト:安西水丸
    写真:都筑響一、石川啓次(名古屋)、山田なおこ(熱海)、松村映三(ハワイ)
    デザイン:大久保明子、斎藤深雪、井上敬子
    発行所:文藝春秋

  • 2005Open or Close

    『ふしぎな図書館』(絵・佐々木マキ)刊行
    ブックデザイン:菊池信義
    発行所:講談社

    『ふしぎな図書館』刊行

    象の消滅 短篇選集1980-1991刊行
    『刊行に寄せて ゲイリー・L・フィスケットジョン(新元良一訳)』
    『アメリカで『象の消滅』が出版された頃』
    『ねじまき鳥と火曜日の女たち』
    『パン屋再襲撃』
    『カンガルー通信』
    『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』
    『眠り』
    『ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界』
    『レーダーホーゼン』
    『納屋を焼く』
    『緑色の獣』
    『ファミリー・アフェア』
    『窓』
    『TVピープル』
    中国行きのスロウ・ボート
    『踊る小人』
    『午後の最後の芝生』
    『沈黙』
    『象の消滅』
    Wire Art:藤掛正邦
    Photo:田村邦男<新潮社写真部>
    Book Design:新潮社装幀室
    発行所:新潮社

    グレイス・ペイリー 『人生のちょっとした煩い』翻訳・刊行

    クリス・ヴァン・オールズバーグ 『魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園』翻訳・刊行
    装丁:桂川潤
    発行所:あすなろ書房

    『東京奇譚集』刊行
    『偶然の旅人』
    『ハナレイ・ベイ』
    『どこであれそれが見つかりそうな場所で』
    『日々移動する腎臓のかたちをした石』
    『品川猿』
    装画・挿画:松永かの
    発行所:新潮社

    『意味がなければスイングはない』刊行
    装幀:渡辺和雄
    装画:Artemis Records社 CDジャケット 「The Bach Guild」シリーズのイラストより
    発行所:文藝春秋

  • 2006Open or Close

    『「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?』(絵・安西水丸)刊行
    デザイン:坂川事務所
    発行所:朝日新聞社

    チェコの文学賞、フランツ・カフカ賞を受賞

    アイルランドの文学賞、フランク・オコーナー国際短篇小説賞を受賞。

    7月23日、年末に出版される『はじめての文学』のあとがきのようなもの「かえるくんのいる場所」を執筆。

    『「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?』(絵・安西水丸)刊行
    デザイン:坂川事務所
    発行所:朝日新聞社

    スコット・フィッツジェラルド 『グレート・ギャツビー』翻訳・刊行

    はじめての文学刊行
    『シドニーのグリーン・ストリート』
    カンガルー日和
    『鏡』
    『とんがり焼の盛衰』
    『かいつぶり』
    『踊る小人』
    『鉛筆削り(あるいは幸運とそていの渡辺昇1)』
    『タイム・マシーン(あるいは幸運としての渡辺昇2)』
    『ドーナツ化』
    『ことわざ』
    『牛乳』
    『インド屋さん』
    『もしょもしょ』
    『真っ赤な芥子』
    『緑色の獣』
    『沈黙』
    『かえるくん、東京を救う』
    『かえるくんのいる場所』
    ブックデザイン:大久保明子
    発行所:文藝春秋

  • 2007Open or Close

    レイモンド・チャンドラー 『ロング・グッドバイ』翻訳・刊行
    ロング・グッドバイ
    訳者あとがき 準古典小説としての『ロング・グッドバイ』
    装幀:チップ・キッド+ハヤカワ・デザイン
    発行所:早川書房

    『村上かるた うさぎおいしーフランス人』(絵・安西水丸)刊行
    デザイン:大久保明子
    発行所:文藝春秋

    『走ることについて語るときに僕の語ること』刊行
    装丁:渡辺和雄
    本文デザイン:野中深雪
    写真撮影:カバー・扉(小平尚典)、カラー口絵(P1〜3 景山正夫、P4〜8 松村映三)
    発行所:文藝春秋

    『村上ソングズ』(共著者・和田誠)刊行
    発行所:中央公論社

  • 2008Open or Close

    トルーマン・カポーティ 『ティファニーで朝食を』翻訳・刊行

    『うずまき猫のみつけかた』刊行

  • 2009Open or Close

    『1Q84 BOOK1 <4月-6月>』刊行
    【青豆】
    第1章 見かけにだまされないように
    第3章 変更されたいくつかの事実
    第5章 専門的な技能と訓練が必要とされる職業
    第7章 蝶を起こさないようにとても静かに
    第9章 風景が変わり、ルールが変わった
    第11章 肉体こそが人間にとっての神殿である
    第13章 生まれながらの被害者
    第15章 気球に碇をつけるみたいにしっかりと
    第17章 私たちが幸福になろうが不幸になろうが
    第19章 秘密を分かち合う女たち
    第21章 どれほど遠いところに行こうと試みても
    第23章 これは何かの始まりに過ぎない
    【天吾】
    第2章 ちょっとした別のアイデア
    第4章 あなたがそれを望むのであれば
    第6章 我々はかなり遠くまで行くのだろうか?
    第8章 知らないところに行って知らない誰かに会う
    第10章 本物の血が流れる実物の革命
    第12章 あなたの王国が私たちにもたらされますように
    第14章 ほとんどの読者がこれまで目にしたことのないものごと
    第16章 気に入ってもらえてとても嬉しい
    第18章 もうビッグ・ブラザーの出てくる幕はない
    第20章 気の毒なギリヤーク人
    第22章 時間がいびつなかたちをとって進み得ること
    第24章 ここではない世界であることの意味はどこにあるのだろう
    装幀:新潮社装幀室
    装画:NASA/Roger Ressmeyer/CORBIS
    発行所:新潮社

    『1Q84 BOOK2 <7月-9月>』刊行
    【青豆】
    第1章 あれは世界でいちばん退屈な町だった
    第3章 生まれ方は選べないが、死に方は選べる
    第5章 一匹のネズミが菜食主義の猫に出会う
    第7章 あなたがこれから足を踏み入れようとしているのは
    第9章 恩寵の代償として届けられるもの
    第11章 均衡そのものが善なのだ
    第13章 もしあなたの愛がなければ
    第15章 いよいよお化けの時間が始まる
    第17章 ネズミを取り出す
    第19章 ドウタが目覚めたときには
    第21章 どうすればいいのだろう
    第23章 タイガーをあなたの車に
    【天吾】
    第2章 魂のほかには何も持ち合わせていない
    第4章 そんなことは望まない方がいいのかもしれない
    第6章 我々はとても長い腕を持っています
    第8章 そろそろ猫たちがやってくる時刻だ
    第10章 申し出は拒絶された
    第12章 指では数えられないもの
    第14章 手渡されたパッケージ
    第16章 まるで幽霊船のように
    第18章 寡黙な一人ぼっちの衛星
    第20章 せいうちと狂った帽子屋
    第22章 月がふたつ空に浮かんでいるかぎり
    第24章 まだ温もりが残っているうちに
    装幀:新潮社装幀室
    装画:NASA/Roger Ressmeyer/CORBIS
    発行所:新潮社

    8月『ノルウェイの森』が10,000,000部を突破。部数を伸ばした背景として、エルサレム賞の受賞、『1Q84』のヒット、『ノルウェイの森』の映画化などが理由として挙げられる。

    レイモンド・チャンドラー 『さよなら、愛しい人』翻訳・刊行

    スコット・フィッツジェラルド 『冬の夢』翻訳・刊行

    『めくらやなぎと眠る女』刊行

  • 2010Open or Close

    『1Q84 BOOK3 <10月-12月>』刊行
    【牛河】
    第1章 意識の遠い縁を蹴るもの
    第4章 オッカムの剃刀
    第7章 そちらに向って歩いていく途中だ
    第10章 ソリッドな証拠を集める
    第13章 これが振り出しに戻るということなのか?
    第16章 有能で我慢強く無感覚な機械
    第19章 彼にできて普通の人間にできないこと
    第22章 その目はむしろ憐れんでいるように見える
    第25章 冷たくても、冷たくなくても、神はここにいる
    第28章 そして彼の魂の一部は
    【青豆】
    第2章 ひとりぼっちではあるけれど孤独ではない
    第5章 どれだけ息をひそめていても
    第8章 このドアはなかなか悪くない
    第11章 理屈が通っていないし、親切心も不足している
    第14章 私のこの小さなもの
    第17章 一対の目しか持ち合わせていない
    第20章 私の変貌の一環として
    第23章 光は間違いなくそこにある
    第26章 とてもロマンチックだ
    第29章 二度とこの手を放すことはない
    【天吾】
    第3章 みんな獣が洋服を着て
    第6章 親指の疼きでそれとわかる
    第9章 出口が塞がれないうちに
    第12章 世界のルールが緩み始めている
    第15章 それを語ることは許されていない
    第18章 針で刺したら赤い血が出てくるところ
    第21章 頭の中にあるどこかの場所で
    第24章 猫の町を離れる
    第27章 この世界だけでは足りないかもしれない
    第30章 もし私が間違っていなければ
    【天吾と青豆】
    第31章 サヤの中に収まる豆のように
    装幀:新潮社装幀室
    装画:NASA/Roger Ressmeyer/CORBIS
    発行所:新潮社

    『ねむり』刊行

    レイモンド・カーヴァー 『ビギナーズ』翻訳・刊行

    8月、デンマークのミュン島で行われたマリアンヌさんという地元のおばさんが主催する文学祭に出席。

    『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです-村上春樹インタビュー集1997-2009』刊行

    シェル・シルヴァスタイン 『おおきな木』翻訳・刊行

    レイモンド・チャンドラー 『リトル・シスター』翻訳・刊行

    11月16日、自宅で小澤征爾さんと最初の対話。

    12月11日、映画『ノルウェイの森』が日本公開。

  • 2011Open or Close

    1月13日、東京の事務所で小澤征爾さんと2度目の対話。

    『村上春樹 雑文集』刊行

    2月10日、東京の事務所で小澤征爾さんと3度目の対話。

    2月22日、東京の事務所で小澤征爾さんと4度目の対話。

    3月29日、東北大震災の18日後。ハワイのホノルルで小澤征爾さんの5度目の対話。

    6月27日〜7月6日、「小澤征爾スイス国際音楽アカデミー」に同行。

    『おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2』(画・大橋歩)刊行
    装丁:葛西薫
    発行所:マガジンハウス

    『小澤征爾さんと、音楽について話をする』(共著者・小澤征爾)刊行
    装幀:新潮社装幀室
    発行所:新潮社

  • 2012Open or Close

    マルセル・セロー『極北』翻訳・刊行

    5月12日、ハワイ大学マノア校から名誉博士号を取得。

    『サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3』(画・大橋歩)刊行
    装丁:葛西薫
    発行所:マガジンハウス

    レイモンド・チャンドラー 『大いなる眠り』翻訳・刊行

    『小澤征爾さんと、音楽について話をする』で、第11回小林秀雄賞受賞。

    11月8日、小澤征爾さん、小澤征爾さんの娘の征良さんと一緒にジャズ・ピアニスト大西順子さんの引退ライブを神奈川県厚木市にある小さなジャズ・クラブ「Cabin」で聴く。演奏後、大西順子さんが「今夜で引退します」と言うと、小澤征爾さんが「おれは反対だ!」と言った。

  • 2013Open or Close

    『『小澤征爾さんと、音楽について話をする』で聴いたクラシック』の音楽CDのライナーノーツを執筆する。

    5月6日、親交のあった河合隼雄さんの「河合隼雄物語賞・学芸賞」創設にあたって、京都大学で公開インタビューを行う。村上春樹による文化庁長官時代の河合隼雄さんの物真似から始まり、慣れないという関西弁で「アイムソーリー、アイムソーリー」と河合隼雄さんのダジャレを話すと、その場の空気が一気に和んだ。

    『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』刊行
    装画:モーリス・ルイス “Pillar of Fire”, DU#431, 1961
    装丁:大久保明子
    発行所:文藝春秋

    8月6日、『恋しくて – TEN SELECTED LOVE STORIES』の訳者あとがきを執筆。

    大学生として上京以来、一貫してヤクルト・スワローズのファンを続けた結果、ヤクルトスワローズのファンクラブ「Swallows CREW」の名誉会員に就任。名誉会員は、リアクション芸人の代表格出川哲朗(※Wikipedia調べ)に続いて2人目の快挙。

    『恋しくて – TEN SELECTED LOVE STORIES』刊行
    『愛し合う二人に代わって』マイリー・メロイ
    『テレサ』デヴィッド・クレーンズ
    『二人の少年と、一人の少女』トバイアス・ウルフ
    『甘い夢を』ペーター・シュタム
    『L・デバードとアリエット – 愛の物語』ローレン・グロフ
    『薄暗い運命』リュドミラ・ペトルシェフスカヤ
    『ジャック・ランダ・ホテル』アリス・マンロー
    『恋と水素』ジム・シェパード
    『モントリオールの恋人』リチャード・フォード
    『恋するザムザ』村上春樹
    『訳者あとがき – いろんな種類の、いろんなレベルのラブ・ストーリー』
    装幀:田中久子
    装画:竹久夢二『黒船屋』(大正八年)竹久夢二伊香保記念館所蔵
    発行所:中央公論新社

    10月31日、客員研究員を務めるハワイ大学マノア校であった「東アジアを旅するテキスト 村上春樹の読まれ方」と題したシンポジウムで講演。「ビーチにも行かずに、来てくれてありがとう」とあいさつし、会場の笑いを誘った。

  • 2014Open or Close

    J・D・サリンジャー『フラニーとズーイ』翻訳・刊行

    3月、翌月に出版される短編集『女のいない男たち』のまえがきを執筆。

    『女のいない男たち』刊行
    『まえがき』
    『ドライブ・マイ・カー』
    『イエスタデイ』
    『独立器官』
    『シェエラザード』
    『木野』
    『女のいない男たち』
    装幀:大久保明子
    装画:信濃八太郎
    発行所:文藝春秋

    エディンバラ国際ブックフェスティバル(Edinburgh International Book Festival)に登壇。
    8月23日は『ねじまき鳥クロニクル』について新聞紙ガーディアンの記者と対談、翌24日は新作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』についての講演。

    8月30日、イギリスでの『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』出版開始にあたって、ロンドンの本屋さんWaterstones Piccadillyでサイン会を開催。

    9月6日、小澤征爾さん指揮によるサイトウ・キネン・フェスティバルを鑑賞。

    『セロニアス・モンクのいた風景』刊行

    ドイツの有力紙DIE WELTによるウェルト文学賞を日本人の作家として初めて受賞。

    11月22日、『アフターダーク』の作品中にも流れる音楽『バクダン・ジュース』がオープニングを飾るスガシカオのツアー最終日を鑑賞。