村上春樹新聞

おすすめの村上春樹長編ランキング(学生編)

おすすめの村上春樹長編ランキング(学生編)

「村上春樹をまだ一度も読んだことがない」

そういう人って世間には大勢いると思うんです。もちろんその中には、高校生や大学生もいれば、成人式を2回迎えた年齢に達している人もいる。そんな人たちを一括りにして「おすすめ長編ランキング」をネットに載せてしまうというのはいささか乱暴なのかもしれないですね。

だって、大学生が思い描いている人生と、40歳を超えた中年のおじさんの目の前にある人生って全然違いますもん。

なので、ここに載せているのは、学生向け「おすすめ長編ランキング」になります。
ブックオフで本を選ぶ時にでも参考にしてみてください。

風の歌を聴け
Photo by Mr. yoshiaki matsui

1位 風の歌を聴け

村上春樹のデビュー作品。
ビールを飲んだり、音楽を聴いたり、女の子と出会ったり、ごく普通の生活を送る大学生の主人公が、親友と過ごすある夏の物語。
物語に登場するラジオのDJは一見とぼけているんだけど、心にグッとくる言葉を言ういい奴なんです。
カラッとしていて、読後感はさっぱり。他の長編作品に比べ、ページ数が圧倒的に少ない点も、この本を手にしやすい理由のひとつかも。

ノルウェイの森
Photo by レイさん

2位 ノルウェイの森

村上春樹の一番のベストセラー。
日本では累計1,000万部を超えているんだとか。
大学生の主人公とふたりの女の子を軸に描かれるラブストーリー。セックスのシーンが時々あるけれど、あまりイヤらしい感じはしません(あくまで個人的な感想だけど)。
リアリズムで描かれている小説なので、本来の村上春樹の物語のラインとは一線を画しています。
映画版は、監督トラン・アン・ユン、主演松山ケンイチ。でも、小説版『ノルウェイの森』と映画版『ノルウェイの森」ってけっこう印象が違う。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
Photo by 猫島由紀さん

3位 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

静かな土地で生活を送るひとりの主人公。
都内で士業を営むもうひとりの主人公。
別々に進行する2つの物語「世界の終り」と「ハードボイルド・ワンダーランド」が、ある時からリンクをし始める。
「読まなければ、人生損してます」
本屋さんの宣伝文句にそこまで言わせた、村上春樹の最高傑作との呼び声もある一冊。
読み始めの頃は「世界の終り」の退屈さにへこたれるかもしれません。そこを頑張って凌いで、物語がノッてくるまで読み進めることをおすすめします。

アフターダーク
Photo by Ms. maitee

4位 アフターダーク

渋谷のある一日の夜を舞台に、卒業を間近に控えた大学生の主人公と、知人の女の子との交流を描いた物語。
進路に悩んでいる時にこの本を読んだところで役には立たないかもしれない。でも、ひとつのケースを知ることはできるかもしれません。
村上春樹がいつもとは趣向を変えて、デジタルな目線で描いた物語。

海辺のカフカ
Photo by まろーさん

5位 海辺のカフカ

大人びた印象のある十五歳の少年。
頭が悪いけれど、猫と会話を交わすことができる老人。
接点がないと思われている少年と老人はやがて同じ場所へと導かれていく。
前述の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』、後述の『1Q84』のように、2つのストーリーがやがて1つの物語を形成する、村上春樹が得意とする手法で描いた、透明感のある長編作品。

羊をめぐる冒険
Photo by Ms. pepper_ham

6位 羊をめぐる冒険

手元に送られてきた一枚の写真。
ある日に出会った女の子。
別の日に訪れてきた男。
やがて、主人公は羊をめぐる冒険に出発する。
デビュー作『風の歌を聴け』、2作目『1973年のピンボール』につづく物語。
村上春樹が職業作家として執筆した最初の作品(1、2作目はジャズ喫茶「ピーター・キャット」を営みながら兼業作家として執筆)。

ダンス・ダンス・ダンス
Photo by Ms. pepper_ham

7位 ダンス・ダンス・ダンス

至るところに音楽が流れ、夏フェスのステージにでも紛れ込んだみたいな、音楽の溢れる物語。
『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』につづく連作の4作目。
最初の3作品を読んでいると話は通じやすいけれど、『ダンス・ダンス・ダンス』から読み始めても大丈夫・・・・・かな?
『羊をめぐる冒険』を先に読んでおくと、より一層楽しめると思います。

スプートニクの恋人
Photo by 立命館生協ブックセンター

8位 スプートニクの恋人

ひとりの女の子に恋をする主人公。
ただ、彼女が初めて恋した相手は彼ではなかった。
それは、ひとりの女性だった。
村上春樹が『ノルウェイの森』を執筆した国、ギリシャを舞台に描かれる物語。

ねじまき鳥クロニクル
Photo by 村上春樹新聞

9位 ねじまき鳥クロニクル

スパゲティーを茹でている時にかかってきた奇妙な一本の電話。
その電話が、主人公を東京の街から異国の大地へ、地下の暗闇へと導く。
村上春樹が数年の時間をかけて描きあげた、最高傑作とも評される長編作品。
もし『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』や『羊をめぐる冒険』を読んで楽しいと感じたら、是非おすすめしたい一冊。

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
Photo by Ms. Anna Bulzomi

10位 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

大学生の頃に、人生を一変させてしまう出来事にでくわした主人公。
2013年に刊行された村上春樹の新作長編。

1Q84
Photo by Ms. Alexandra.Anton

11位 1Q84

都内の予備校で講師をしている主人公の男。
都内のジムでインストラクターをしている主人公の女。
運命の糸が、別々の街で暮らすふたりを強烈に引き合わせる。
「3度のメシより本を読むのが好き」
という人に是非おすすめしたい、読み応えたっぷりの長編大作ラブストーリー。

1973年のピンボール
Photo by Mr. canacol

12位 1973年のピンボール

友人と一緒に翻訳事務所を運営し、双子の女の子と生活を送る主人公。
ある時、彼はある物を探し求める。それは・・・・・
デビュー作『風の歌を聴け』につづく第2作。

国境の南、太陽の西
Photo by 栞菜さん

13位 国境の南、太陽の西

東京の青山でジャズ・バーを2軒経営する、BMWに乗る主人公が不倫をする物語。
そう聞いて「すごい面白そう!是非読んでみたい!」と思えたら、読めばいいと思うんだけど、あまり学生向きの物語ではないようが気が。
ですよね?

おすすめ長編ランキング(学生編)は以上になります。
ここに載せてある情報はあくまで個人的な感想なので、もし本を読んで「全然違うじゃん」と感じても、怒らないでください。