レイモンド・チャンドラー&村上春樹&フィリップ・マーロウ『高い窓』

レイモンド・チャンドラー&村上春樹&フィリップ・マーロウ『高い窓』

レイモンド・チャンドラー作、村上春樹訳、フィリップ・マーロウ主演のハードボイルド小説『ロング・グッドバイ』、『さよなら、愛しい人』、『リトル・シスター』、『大いなる眠り』。
その第5弾となる『高い窓』が刊行。

実は(という言葉が適しているのかよくわからないけれど)レイモンド・チャンドラーは19世紀の末に生まれている。そして、スコット・フィッツジェラルドと入れ替わるような形で、作家として活躍をした。
というようなことを、村上春樹が何かの本に書いていた。

上記のフィリップ・マーロウ作品に関しては、1930年代後半から1950年代前半に書かれていて、『高い窓』は1942年の作品になる。
つまり、今から70年以上も昔に書かれた小説ということ。

けれど、村上春樹訳のチャンドラー作品って、つい何年か前に書かれたような印象を受ける作品に仕上がっている気がする。
もちろん翻訳されたのはついこの間のことなんだけど、物語そのものが21世紀仕様になっているように思いませんか?

さて、肝心の『高い窓』の物語は?
本の帯にはこう書かれています。

私立探偵フィリップ・マーロウは、
傲岸な老女から義理の娘を
探すよう依頼されるが・・・・・・。

私は今はっきり言ったはずですよ。
うちの嫁であるミセス・レスリー・マードックが、
ブラッシャー・ダブルーン(金貨)を盗んだのだと」

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