妻の浮気、夫の不倫、嫁の不倫、旦那の浮気、彼女の浮気、彼氏の浮気、女と男と浮気と不倫

妻の浮気、夫の不倫、嫁の不倫、旦那の浮気、彼女の浮気、彼氏の浮気

浮気や不倫は、ごく一般的な出来事である

僕がその真実を知ったのは『そうだ、村上さんに聞いてみよう・・・』という、今は絶版になっている雑誌がきっかけでした。
その雑誌は、小説家の村上春樹と読者の交流フォーラムを一冊にまとめた本で、そこにはいくつかの浮気や不倫についての具体例が収められていました。

なぜだか、村上春樹ってその手のことを小説によく書くんですよね。わりに軽い浮気から、かなり本格的な場所に踏み込んでしまった不倫まで。
浮気小説家(もしくは不倫小説家)と呼んでもいいくらいに。

本を読む前こそ、浮気や不倫は稀なケースだと思っていたけれど、気づけば、妻も旦那も彼女も彼氏も「浮気や不倫は日常的な出来事なんだ」と思うようになっていました。
物語を通して、浮気や不倫という行為に及ぶ男女の心理みたいなものを、少しは理解できてきたかもしれません。
浮気調査や不倫調査を探偵に依頼したり、弁護士に慰謝料の相談をするのもひとつの方法だと思うけれど、村上春樹の小説を手にしてみるのも別方向からのアプローチなのかもしれないですね。

そんな村上春樹の小説の中から「浮気不倫文学作品」5作品を選んでみました。
村上春樹の物語にセックスはつきものだから、夫婦間や恋人による愛のあるセックスを描いた作品はここでは挙げません。きりがないので。

国境の南、太陽の西

最高の村上浮気不倫文学作品。
主人公は30代の男性で、彼には妻とふたりの子どもがいて、彼はそんな生活に満足している。でも、ある女性と不倫をする。
W不倫(ダブル不倫)の物語ではないけれど、それに近い雰囲気も。
物語の終盤で描かれる、肉欲的、肉感的な交わりは、読んでいるこっちがドキっとしなくもないです。
(アマゾンでの購入はこちら:文庫本単行本

1Q84

物語の本筋とは別のところで、独身の主人公と既婚者の女性の間で、ごく当たり前のように不倫(浮気)が行われる物語『1Q84』。
でも、やがて妻の浮気が夫に露見してしまう。
修羅場にはならないけれど、背中がゾクッとするような、夫からの復讐の気配がそこには描かれています。

ねじまき鳥クロニクル

30歳になったばかりの男性主人公の物語『ねじまき鳥クロニクル』。
その彼の嫁が、旦那に隠れて浮気をする。相手は仕事の関係で知り合った妻子持ちの男で、その相手と貪るようにセックスをする。
そして、嫁は旦那のもとを去っていく。

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

主人公が出会った30代の知的な女性。
彼は彼女と食事などのデートをし、彼の部屋に入ってセックスをする。いつしか彼は彼女に惹かれていく。
そんなある日、彼は表参道を歩く彼女を見かける。その隣には・・・・・
浮気なのか?それとも浮気ではないのか?

ノルウェイの森

大学生が主人公のラブストーリー『ノルウェイの森』。
ある日、彼は彼女がいる友人と一緒に、出会ったばかりの女の子と行きずりのセックスをする。
後日、友人の彼女は彼氏たちに問う「何故そんなことするの?」
「ときどきすごく女の子と寝たくなるんです」

ここに挙げた5作品は、どれも長編小説になります。
短編小説だと『プールサイド』『嘔吐1979』『飛行機 – あるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったか』『我らの時代のフォークロア – 高度資本主義前史』といった作品などで、浮気や不倫が描かれているんだけど、それについてはまた。

※『そうだ、村上さんに聞いてみよう・・・』の正しい名前は、『「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?』です。
図書館なら読めるかもしれません。