村上春樹新聞

『ねじまき鳥クロニクル』の名言や名台詞

『ねじまき鳥クロニクル』の名言や名台詞

村上春樹の代表作の長編小説『ねじまき鳥クロニクル』に収められた名言や名台詞。

流れというのが出てくるのを待つのは辛いもんだ。しかし待たねばならんときには、待たねばならん。そのあいだは死んだつもりでおればいいんだ。

『ねじまき鳥クロニクル 泥棒かささき編』 本田さんの名言

世界人類が平和でありますように

『ねじまき鳥クロニクル 泥棒かささき編』 ホンダ・シビックのバンパーに貼ってあるステッカー

金で買ってしまうのがいちばんなんだ。余分なエネルギーは金で買えないもののためにとっておけばいい。

『ねじまき鳥クロニクル 泥棒かささき編』 岡田亨の母方の叔父さんの名言

コツというのはね、まずあまり重要じゃないところから片づけていくことなんだよ。つまりAからZまで順番をつけようと思ったら、Aから始めるんじゃなくて、XYZのあたりから始めていくんだよ。 お前はものごとがあまりにも複雑に絡み合っていて手がつけられないと言う。でもそれはね、いちばん上からものごとを解決していこうとしているからじゃないかな。 何か大事なことを決めようと思ったときはね、まず最初はどうでもいいようなところから始めた方がいい。誰が見てもわかる、誰が考えてもわかる本当に馬鹿みたいなところから始めるんだ。そしてその馬鹿みたいなところにたっぷりと時間をかけるんだ。

『ねじまき鳥クロニクル 予言する鳥編』 岡田亨の母方の叔父さんの名言

時間をかけることを恐れてはいけないよ。たっぷりと何かに時間をかけることは、ある意味ではいちばん洗練されたかたちでの復讐なんだ。

『ねじまき鳥クロニクル 予言する鳥編』 岡田亨の母方の叔父さんの名言

良いニュースというのは、多くの場合小さな声で語られるものです。

『ねじまき鳥クロニクル 予言する鳥編』 加納クレタの名言

あるいは僕は負けるかもしれない。僕は失われてしまうかもしれない。どこにもたどり着けないかもしれない。どれだけ死力を尽くしたところで、既にすべては取り返しがつかないまでに損なわれてしまったあとかもしれない。僕はただ廃墟の灰を虚しくすくっているだけで、それに気がついていないのは僕ひとりかもしれない。僕の側に賭ける人間はこのあたりには誰もいないかもしれない。 「かまわない」と僕は小さな、きっぱりとした声でそこにいる誰かに向かって言った。 「これだけは言える。少なくとも僕には待つべきものがあり、探し求めるべきものがある」

『ねじまき鳥クロニクル 予言する鳥編』 岡田亨の名言

もし僕に何か強みがあるとしたら、それは失うべきものがないという点だった。

『ねじまき鳥クロニクル 鳥刺し男編』 岡田亨の名言

汚れてもいい古い靴がひとつあると、何かのときにけっこう便利なものですよ。

『ねじまき鳥クロニクル 鳥刺し男編』 新宿通りに面した大きな靴屋の店員(あるいは店主)の名言

金には名前はありませんからね。

『ねじまき鳥クロニクル 鳥刺し男編』 岡田亨の名言

眠る暇もないくらい羊の数を勘定している。

『ねじまき鳥クロニクル 鳥刺し男編』 帝国陸軍の参謀本部に設置された対ソビエト戦争仮想研究チームで流行った名言