『ねじまき鳥クロニクル』を読む時に知っておくといいかもしれない有名人

誰この人?

『ねじまき鳥クロニクル』を読んでいてそう思ったことはありませんか?
僕はあります。なので、『ねじまき鳥クロニクル』を読む時に知っておくといいかもしれない有名人をまとめてみました。

並び順は作品中の名前を基準に、あいうえお順になっています。
例えば、モーツァルト。
モーツァルトの本名は「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」なので、普通は「は行」に当てはまります。
でも、『ねじまき鳥クロニクル』では「モーツァルト」と表記されているので「ま行」の位置に載せてあります。

アレン・ギンズバーグ

ビートニクを代表するアメリカの詩人。
http://allenginsberg.org/

石原莞爾

「帝国陸軍の異端児」と呼ばれた大日本帝国陸軍の軍人。
南満州鉄道の線路を爆破した柳条湖事件を起こし、満州全土を占領するに至る満州事変の首謀者のひとり。

エリック・ドルフィー

アメリカのジャズ・バスクラリネット奏者。

オズモンド・ブラザーズ

オズモンドさん一家によって構成されているアメリカのファミリーバンド。

カフカ(フランツ・カフカ)

2006年に村上春樹が受賞をした文学賞、フランツ・カフカ賞の名前にもなっているプラハ生まれの作家。
『ダンス・ダンス・ダンス』の「僕」が「漁師」と「文学」の刑事二人から取り調べをうける前夜に読んでいた本はカフカの『審判』で、その時「僕」はカフカの小説についてこんな思いを巡らせている。
「フランツ・カフカの小説は果して二十一世紀まで生き残れるだろうか」

加山雄三

サザンオールスターズの桑田佳祐が敬愛するシンガーソングライター兼若大将。
http://www.kayamayuzo.com/

カルヴァン・クライン

ウエストのバンドに「Calvin Klein」のロゴが入った下着で有名な、アメリカのファッションデザイナー。
カルヴァン・クラインの洋服は村上作品の登場人物にも人気があって、『ダンス・ダンス・ダンス』の「僕」は五反田君との食事の時にカルヴァン・クラインのツイードのジャケットを着ているし、『1Q84』の青豆さんはシングルズ・バーで男を漁る時にカルヴァン・クラインの鳶色のジャケットを着ていたりする。

キース・リチャード(キース・リチャーズ)

「健康志向?なんじゃそれ?煙草やめるだと?酒控えるだと?ジョギングするだと?なんでそんなことやるわけ?わかんねえなあ。あったまおかしいんじゃねえの。楽しいことやって、堂々と生きてきゃいいじゃん。誰に遠慮して人生送るわけよ?」
村上春樹のショートショート『村上かるた うさぎおいしーフランス人』では、こんなワイルドな発言をしているローリング・ストーンズのギタリスト。
http://www.rollingstones.com/

キリコ(ジョルジョ・デ・キリコ)

晩年にはマンネリにおちいって「自分のスタイルのコピーをして絵を量産した」と批判され、からかわれているイタリアの画家。
村上春樹はイタリアに住んでいた時にデ・キリコの展覧会を暇つぶしに見に行き、デ・キリコの作品を目にし、それ以来デ・キリコのファンになったんだとか。その詳細については『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』に載っています。
http://www.wikiart.org/en/giorgio-de-chirico

ゴジラ

日本が生んだ世界に誇る怪獣。
http://godzilla.jp/

コニー・フランシス

アメリカの歌手兼女優。
クエンティン・タランティーノ監督の映画『パルプ・フィクション』に流れていた音楽『Misirlou(ミザルー)』の、 歌詞あり版『Misirlou(ミザルー)』を歌ったこともあるんだとか。

コロンブス(クリストファー・コロンブス)

大航海時代の奴隷商人(もしくは探検家)。

坂本九

村上春樹が長年にわたって準国家にすればいいのにと主張している曲『上を向いて歩こう(スキヤキ)』を歌っていた歌手。
そう思っているのは村上春樹だけじゃないらしく、東日本大震災の後にテレビに流れたサントリーのCMでも『上を向いて歩こう』が歌われていましたよね。

サンドラ・ディー

アメリカの映画女優。

ジャクリーン・ケネディ

「人間は生まれつき不公平に作られている」
と言った、第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディの奥さん。

ジンギス汗(チンギス=ハン)

13世紀初頭、人類史上最大規模の帝国の基盤を築き上げたモンゴル帝国の初代皇帝。

スターリン(ヨシフ・スターリン)

何百万人もの人間をあの世へ葬ったソヴィエト連邦の政治家。

ソルジェニツィン(アレクサンドル・ソルジェニーツィン)

ノーベル文学賞を受賞したソヴィエト連邦の作家。
代表作に『収容所群島』がある。

ダライ・ラマ

『ダンス・ダンス・ダンス』の「僕」曰く「チベットの一番偉い坊主」。
マーティン・スコセッシ監督の映画『クンドゥン』では、ダライ・ラマ14世の半生が描かれている。
https://twitter.com/dalailama

チョイバルサン(ホルローギーン・チョイバルサン)

「モンゴルのスターリン」と呼ばれたモンゴルの政治家。

張学良

張作霖爆殺事件で暗殺された奉天軍閥の指導者張作霖を父に持つ、中華民国の政治家。
蒋介石を拉致した西安事件の首謀者。

ツイッギー

「ミニスカートの女王」と呼ばれていた超売れっ子のイギリス人ファッションモデル。

天皇(昭和天皇)

1945年8月15日、ラジオで国民に終戦を伝えた天皇。

トロイ・ドナヒュー

アメリカの映画俳優。
フランシス・フォード・コッポラ監督の映画『ゴッドファーザー PART2』にもちょい役で出演していた(らしい)。

ナポレオン・ボナパルト

ナポレオン戦争でもその名を知られる、19世紀初頭のフランス皇帝。

バッハ(ヨハン・ゼバスティアン・バッハ)

村上春樹が愛好するピアニストのひとりグレン・グールドが敬愛するドイツの作曲家。

バルトーク・ベーラ

ハンガリーの作曲家。
『1Q84』の青豆さんが自由が丘駅近くのレコード屋さんで買ったヤナーチェックの『シンフォニエッタ』はジョージ・セル指揮のクリーブランド管弦楽団による演奏で、そのA面に入っていたのはバルトークの『管弦楽のための協奏曲』。

ヴァン・ゴッホ(フィンセント・ファン・ゴッホ)

19世紀に活動し、生前は評価されなかったオランダの画家。
『1Q84』の主人公のひとり、天吾くん。その天吾くんの父親は晩年のゴッホの自画像を思い出させる顔立ちをしている。
http://www.wikiart.org/en/vincent-van-gogh

ヴァン・ヘイレン

『Jump』で知られるアメリカのロックバンド。
すごい個人的なことだけど、とても寒い日、僕は震えながら「寒い、寒い、サミー・ヘイガー」と、旧メンバーをもじった口癖をつい言ってしまいます。
http://www.van-halen.com/

ヴィヴィアン・リー

映画『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラ役で知られるイギリスの映画女優。
テネシー・ウィリアムズ原作、エリア・カザン監督『欲望という名の電車』ではアカデミー主演女優賞を受賞。

ヒットラー(アドルフ・ヒトラー)

『1Q84』にしばしば流れる音楽『シンフォニエッタ』をヤナーチェックが作曲した頃に台頭してくるドイツの政治家。
『1Q84』の主人公のひとりで、睾丸の蹴り方に習熟し、蹴り方のパターンについても日々研鑽を積み、実地練習も欠かさない青豆さんはヒットラーを引用しながらこう述べている。
「睾丸に蹴りを入れるにあたって何よりも大事なのは、ためらいの気持ちを排除することだ。相手のいちばん手薄な部分を無慈悲に、熾烈に電撃的に攻撃する。ヒットラーがオランダとベルギーの中立国宣言を無視し蹂躙することによって、防衛線(マジノ・ライン)の弱点を衝き、簡単にフランスを陥落させたのと同じことだ。躊躇してはならない。一瞬のためらいが命取りになる。」と。

ピーター・マックス

ドイツ生まれのアーティスト。
http://www.petermax.com/

溥儀(愛新覚羅溥儀)

清朝最後の皇帝にして、満州国の皇帝。

プーランク(フランシス・プーランク)

村上春樹が音楽エッセイ『意味がなければスイングはない』に「日曜日の朝のフランシス・プーランク」という項を割いて語っているフランスの作曲家。

ベリヤ(ラヴレンチー・ベリヤ)

スターリンの大粛清を執り行った人物であり、漁色家としても無茶苦茶なことをやっていたソヴィエト連邦の政治家。

星由里子

加山雄三主演の若大将シリーズでマドンナを演じた女優。

マッカーサー(ダグラス・マッカーサー)

コーンパイプを口に咥えながら飛行機のタラップを降りる写真と、昭和天皇と一緒に映った写真でその姿を知られる、アメリカの軍人。

マルクス(カール・マルクス)

マルクス主義を提唱したプロイセン(現ドイツ)の思想家。
友沢ミミヨさんが絵を担当した村上春樹の回文集『またたび浴びたタマ』には、「心はマルクス、車はロココ」という回文が収録されています。

ムンク(エドヴァルド・ムンク)

『叫び』で有名なノルウェーの画家。
村上春樹のエッセイ『サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3』でも、村上春樹がムンクについて触れています(「ムンクの聴いたもの」)。
http://www.wikiart.org/en/edvard-munch

モーツァルト(ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト)

村上春樹の走るエッセイ『走ることについて語るときに僕の語ること』によると、「潤沢な才能を短期間に威勢良く使い切って、ドラマチックに若死して美しい伝説になってしまうという生き方」を送ったオーストリアの作曲家。

レーニン(ウラジーミル・レーニン)

マルクス主義を引き継ぎ、マルクス・レーニン主義を提唱したソヴィエト連邦の政治家。

ロバート・テイラー

映画『哀愁』でヴィヴィアン・リー共演した、アメリカの映画俳優。

村上春樹の長編に名前が挙がった有名人