『風の歌を聴け』に流れていた音楽

1970年の夏が舞台の物語『風の歌を聴け』に流れていた何曲かの音楽。

『ミッキー・マウス・クラブの歌(ミッキーマウス・マーチ)』

ジェイズ・バーでビールを飲み終え、帰宅途中に「僕」がずっと口笛を吹いていた音楽。
『風の歌を聴け』とは全然関係ないけど、スタンリー・キューブリック監督『フルメタル・ジャケット』には、戦火のベトナムで海兵隊員たちがこの音楽を歌いながら行進しているシーンがあります。

ブルック・ベントン『レイニー・ナイト・イン・ジョージア(雨のジョージア)』

ラジオN・E・Bの番組「ポップス・テレフォン・リクエスト」のDJ(犬の漫才師)が一曲目にかけた音楽。
この曲が流れた後、DJが
「ところで今日の最高気温、何度だと思う?37度だぜ、37度。・・・中略・・・37度っていえば一人でじっとしてるより女の子と抱き合ってた方が涼しいくらいの温度だ」
と、粋なことを言う。

クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル『フール・ストップ・ザ・レイン』

DJ(犬の漫才師)が「37度・・・」発言の後、2曲目にかけた音楽。
「乗ってくれよ、ベイビー」

ビーチ・ボーイズ『カリフォルニア・ガールズ』

「僕」宛にひとりの女の子がリクエストした音楽。
映画版『風の歌を聴け』のテーマソングとしても使われています。
http://www.thebeachboys.com/

マイルス・デイビス『ギャル・イン・キャリコ』

左手の指が4本しかない女の子が勤めるレコード店で、「僕」が買い求めた1枚のレコードに収録されていた音楽。
読者からの質問に答えた本『そうだ、村上さんに聞いてみよう・・・』によると、村上春樹がいちばんかっこいいと思っているジャズのレコードは、マイルス・デイビスの『ウォーキン(Walkin’)』なんだそうです。
http://www.milesdavis.com/

スライ&ザ・ファミリー・ストーン『エブリデイ・ピープル』

が一滴もビールを飲まなかった夜。
そのかわりに、ジム・ビームのロックをたてつづけに5杯飲んだ夜。
そんな夜に、ジューク・ボックスに次々にかかる音楽。

クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング『ウッドストック』

鼠がビールを飲まなかった夜、ジューク・ボックスにかかっていた音楽その2。

ノーマン・グリーンバウム『スピリット・イン・ザ・スカイ』

ジューク・ボックスにかかっていた音楽その3。

エディ・ホールマン『ヘイ・ゼア・ロンリー・ガール』

ジューク・ボックスの音楽その4。

ピーター・ポール&マリー『Don’t Think Twice, It’s All Right(くよくよするなよ)』

時の淀みの中ですぐに眠りこもうとする意識をビールと煙草で蹴飛ばしながら文章を書き続ける「僕」。
そんな「僕」の後ろで流れていた音楽。

エルヴィス・プレスリー『グッド・ラック・チャーム』

3年間本も読めず、テレビを見ることもできず、散歩もできない女の子から届いた一通の手紙。その手紙を読んだ後、
「僕は・君たちが・好きだ。」
と言って、犬の漫才師のDJがかけた音楽。

『風の歌を聴け』で流れていた、その他の音楽

  • グレン・グールド、レナード・バーンスタイン『ベートーベンのピアノ協奏曲第3番』
  • ハーパース・ビザールの新譜
    【備考】『風の歌を聴け』は1970年が舞台の物語
  • ボブ・ディラン『ナッシュヴィル・スカイライン』
  • MJQ(Modern Jazz Quartet)のレコード
  • マービン・ゲイのレコード
  • マントバーニのイタリア民謡
  • ビーチ・ボーイズの久しぶりのLP
    【備考】「僕」29歳、鼠30歳の年

村上春樹の長編小説に流れていた音楽