村上春樹新聞

『ダンス・ダンス・ダンス』をもっと楽しんで読めるかもしれない映画について

この映画を見ておくと『ダンス・ダンス・ダンス』をもっと楽しんで読めるかもしれない何本かの映画について。

ジョージ・ルーカス監督『スター・ウォーズ』

1977年『スター・ウォーズ 新たなる希望』公開
1980年『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』公開
1983年『ダンス・ダンス・ダンス』の「僕」、ドルフィン・ホテルに宿泊
1983年『スター・ウォーズ ジェダイの帰還』公開
2004年『アフターダーク』刊行
2015年『スター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒』公開予定!

エドワード・バゼル監督『水着の女王』

『ダンス・ダンス・ダンス』の「僕」が妄想する、五反田君とジョディ・フォスター的クレオパトラが共演する映画。
そのワンシーンは、『水着の女王』と後述の『王様と私』を一緒にしたような感じ。

ウォルター・ラング監督『王様と私』

『ダンス・ダンス・ダンス』の「僕」が妄想する、五反田君とジョディ・フォスター的クレオパトラが共演する映画。
そのワンシーンは、『王様と私』と前述の『水着の女王』を一緒にしたような感じ。

ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ監督『クレオパトラ』

「エリザベス・テイラーとリチャード・バートンとレックス・ハリソンの出ていたひどい映画」。
というのが『ダンス・ダンス・ダンス』の「僕」によるこの映画についての映画評。

シドニー・ルメット監督『評決』

渋谷の映画館で『ダンス・ダンス・ダンス』の「僕」が見たポール・ニューマン主演の映画。

マイケル・カーティス監督『カサブランカ』

横浜にあるニュー・グランド・ホテルの玄関に入ってく五反田君の姿を見ながら、『ダンス・ダンス・ダンス』の「僕」が思い出したハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマン共演の名作映画。
『ノルウェイの森』では、レイコさんが『カサブランカ』について語るシーンがある。

テッド・ポスト監督『奴らを高く吊るせ』

『ダンス・ダンス・ダンス』の「僕」がハワイのホテルの部屋で見ていたクリント・イーストウッド主演の映画。
一方、函館のホテルで「僕」が見ていた映画はクリント・イーストウッドの西部劇。
『荒野の用心棒』?『夕陽のガンマン』?『続・夕陽のガンマン』?

スティーヴン・スピルバーグ監督『E.T.』

『ダンス・ダンス・ダンス』の「僕」とユキのふたりでハワイの映画館で見た映画。
後日、ユキは「あなたがE.T.みたいだとよかったのに」と言って、ひとさし指の先で「僕」の額に軽く触れ、映画のワンシーンを真似たりする。

ジョン・スタージェス監督『大脱走』

第二次大戦下のドイツ、鉄条網に囲われた捕虜収容所から幾度となく脱走を謀るスティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーン演じる捕虜たち。
その40数年後、東京の青山にある紀ノ国屋では、鉄条網を巡らされた広い畑で・・・・・

村上春樹の長編小説に出てきた映画